宅建の1週間前にやること|残り7日の割り振りと伸びる科目順
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宅建試験の1週間前は、本番と同じ時間帯の通し演習を1回だけ解き、残りの日は数字の暗記と間違い直しに使います。 新しい問題集や予想問題を増やす時期ではありません。
2026年度の宅建試験は10月18日(日)13時〜15時です。この記事を公開した10月10日(土)からは、3連休の残り2日と平日5日、そして前日の土曜日が使えます(最終確認日:2026-10-10/不動産適正取引推進機構の試験概要・各県公式サイトの試験案内)。
働きながら独学で受ける人を想定して、残り1週間の割り振りを日付つきで組みました。模試や過去問の点数帯ごとに、どの科目を優先するかも整理しています。
1週間前にやることは3つに絞る
1週間前にやることは、次の3つです。
- 本番と同じ13時開始で、50問の通し演習を1回だけ解く
- 通し演習と過去問で間違えた問題を、論点ごとに解き直す
- 宅建業法・法令上の制限・統計の数字を一覧にして覚える
1つ目の通し演習は、時間配分と解く順番の最終確認が目的です。点数を伸ばすための演習ではありません。2回目以降の通し演習は、採点と見直しで半日が消えます。残り1週間で2回以上解くと、暗記に回す時間が足りなくなります。
2つ目と3つ目が、残り1週間で点が動く作業です。宅建は50問中、宅建業法が20問(問26〜45)を占めます。法令上の制限の8問(問15〜22)と合わせると28問です。この2分野は数字や要件を覚えた分だけ正解に近づくため、直前の時間を集める価値があります。
合格ラインの目安
令和7年度の合格判定基準は、50問中33問以上でした(登録講習修了者は45問中28問以上)。合格率は18.7%です。合格点は年によって変わるため、2026年度の基準は11月25日の合格発表で確認してください。
33点を目標にすると、全問正解を狙う必要はありません。取れる問題を落とさないことが、1週間前の最大のテーマです。
残り1週間でやる・やらないの線引き
1週間前にやる作業とやめておく作業を、点への近さと負担で比べました。
宅建 | 試験1週間前
残り1週間でやる作業・やめる作業
点に結びつきやすく負担が小さい作業から手をつけます
| 点への近さ | 残り1週間の負担 | |
|---|---|---|
| 業法・法令の数字の暗記 問15〜22・問26〜45 | ○ 覚えた分が答えに直結 | ○ 1日30〜60分で回せる |
| 間違えた問題の解き直し 論点ごとにまとめる | ○ 弱点を直接ふさぐ | ○ 量を自分で調整できる |
| 通し演習(50問・2時間) 1回だけ | △ 時間配分の確認が目的 | △ 採点込みで半日かかる |
| 新しい問題集・予想問題 未着手の教材 | △ 初見の論点が多い | × 復習まで終わらない |
- ※○△×は本記事で解説した直前1週間の優先度の目安です。合否や得点を保証するものではありません。
コツコツ資格
新しい問題集をやめておく理由は、復習まで終わらないからです。初めて解く問題で知らない論点に出会っても、残り数日では覚え切れません。不安だけが増えて、すでに覚えた数字の見直しが後回しになります。
統計と法改正は直前の暗記が効く
統計(問48)は毎年数値が変わり、直前に覚えた数字がそのまま答えになります。登録講習修了者は問46〜50が免除されるため、統計の暗記は不要です。
法改正は、出題の根拠が2026年4月1日現在で施行されている法令です(不動産適正取引推進機構の試験概要)。区分所有法の改正は2026年4月施行のため、今年の出題範囲に入ります。決議要件の変更点は「宅建の区分所有法は改正後で出る|決議要件の覚え方と1点」で確認できます。
10月11日から17日までの割り振り
残り1週間を、3連休の2日・平日4日・金曜日・前日に分けて組みます。平日は仕事のある社会人が1日1.5〜2時間を確保できる前提です。
| 日付 | やること | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 10/11(日) | 13時開始で50問の通し演習→採点→間違いを科目別に分類 | 4時間 |
| 10/12(月・祝) | 通し演習で間違えた論点を、過去問で論点ごとに解き直す | 3〜4時間 |
| 10/13(火) | 宅建業法の数字一覧を作って覚える(期間・金額・書面) | 1.5〜2時間 |
| 10/14(水) | 法令上の制限の数字一覧(面積・許可の要否)を覚える | 1.5〜2時間 |
| 10/15(木) | 権利関係は特別法(借地借家法・区分所有法)の数字だけ | 1.5時間 |
| 10/16(金) | 税・その他と統計(問48)の暗記、数字一覧の総見直し | 1.5時間 |
| 10/17(土) | 数字一覧と間違いの印だけ見直し、持ち物を準備して早めに寝る | 2〜3時間 |
日曜日の通し演習は13時に始める
通し演習は、本番と同じ13時に始めて15時に終えます。昼食をとってから2時間集中できるかを、本番前に1度試しておくためです。午前中に解く習慣の人ほど、昼食後の眠気で前半の集中が切れることがあります。
解く順番は本番で使う順番のままにします。宅建業法から先に解くか、問1から解くかを決めていない人は「宅建の時間配分と解く順番|120分で50問を解き切る直前対策」で決めてから解いてください。
月曜日は間違いを3種類に分ける
月曜日は、日曜日に間違えた問題を次の3種類に分けます。
- 知識不足:数字や要件を覚えていなかった
- 読み違い:「誤っているもの」を「正しいもの」と読んだ、個数問題で数え間違えた
- 初見:テキストに載っていない論点や判決文問題
直すのは「知識不足」と「読み違い」の2種類だけです。知識不足は数字一覧に書き足し、読み違いは問題文の末尾に印を付ける癖で防ぎます。初見の問題は本番でも正解しにくいため、残り1週間で追いかけません。
平日は数字一覧を1枚ずつ作る
火曜日から金曜日は、科目ごとに数字一覧を1枚ずつ作ります。一覧はA4の紙1枚かスマホのメモ1画面に収まる量にします。作った一覧は、前日と当日の朝に見返す最終教材になります。
宅建業法なら、クーリング・オフの8日間、手付の上限(代金の10分の2)、営業保証金と弁済業務保証金分担金の額など、混同しやすい数字を並べます。業法の覚え方は「宅建業法が覚えられない人へ|混同を消す覚え方と直前6週間」で、似た数字の区別のしかたを整理しています。
点数帯別の優先科目
通し演習や直近の模試の点数で、残り1週間の重点を変えます。点数は50問満点での目安です。
| 直近の点数 | 優先すること | 後回しにすること |
|---|---|---|
| 25点未満 | 宅建業法の過去問の解き直しと数字一覧に時間の半分以上を使う | 権利関係の民法・判決文問題 |
| 25〜31点 | 業法と法令上の制限の取りこぼしを拾う。統計・免除科目で1〜2点を足す | 新しい論点の学習 |
| 32点以上 | 読み違いを減らす練習。数字一覧の見直しで失点を防ぐ | 難問の深追い |
25点未満の人は、残り1週間で全科目を見直す時間はありません。宅建業法の20問は過去問と似た問われ方が多く、解き直しの効果が出やすい分野です。民法は特別法の数字だけに絞ります。点数帯ごとの立て直しは「宅建の模試で点が取れない|20点台・30点台別の立て直し方」で詳しく扱っています。
32点以上の人は、知識より読み違いで失点しやすい段階です。個数問題では選択肢1つずつに○×を書き込み、最後に数を数えます。
権利関係は1日30分までに抑える
権利関係(問1〜14)は14問ありますが、残り1週間で点を伸ばしにくい分野です。理解が必要な論点が多く、数日では仕上がりません。1日の勉強時間のうち権利関係は30分までに抑え、借地借家法と区分所有法の数字に絞ります。優先順位は「宅建の権利関係が難しい|点になる優先順位と直前12日の回し方」にまとめました。
1週間前につまずきやすい3つの場面
模試の点が下がって焦る
1週間前の通し演習で点が下がると、教材を増やしたくなります。点が下がった原因が「初見の問題が多かった」なら、本番の実力とは別の話です。月曜日の分類で知識不足と読み違いの数を数え、そこだけを直します。
仕事で勉強時間が取れない日がある
平日に1時間も取れない日は、その日の数字一覧を見るだけにします。通勤の電車で10分ずつ見返すだけでも、一覧に書いた数字は記憶に残りやすくなります。予定どおり進まなかった科目は、前日の土曜日にまとめて見直します。
夜ふかしで生活リズムが崩れる
試験は日曜日の午後です。集合時刻は12時30分(登録講習修了者は12時40分)なので、会場までの移動時間を足して起床時刻を決めます。前日だけ早く寝ようとしても寝つけないことがあるため、1週間前から寝る時刻を本番前日に合わせておきます。
受験票は10月2日に発送され、10月6日か7日ごろに届く見込みと案内されています(不動産適正取引推進機構)。まだ届いていない人は、受験地の協力機関に早めに問い合わせてください。
独学で理解が追いつかない人の選択肢
1週間前に新しい教材を増やすことは勧めません。ただし「業法の報酬計算の解き方だけが分からない」のように、つまずきが1つの単元に決まっている人は、その単元の講義だけを見る方法があります。
オンスク.JPは月額制のオンライン資格講座で、講座一覧に宅建(宅地建物取引士)の講座があります(最終確認日:2026-09-17・オンスク.JP公式サイトの講座一覧)。
講座は費用がかかり、残り1週間で全単元を見る時間はありません。使うなら苦手な単元の講義だけに絞ります。今年の結果を見てから、来年に向けて検討する方法もあります。
よくある質問(FAQ)
Q. 1週間前に模試を2回解くのはだめですか? A. 2回目を解くなら、採点と間違い直しまで終えられる日に限ります。解きっぱなしの模試は時間配分の確認にしかなりません。暗記の時間が削られるなら、1回にとどめるほうが点につながります。
Q. 1週間前でも過去問を全部解き直すべきですか? A. 全部を解き直す時間はありません。これまでに間違えた問題と、宅建業法の過去問に絞ります。過去問の範囲の考え方は「宅建の過去問は何年分やるべき?独学の正しい使い方」を参考にしてください。
Q. 税・その他は捨ててもいいですか? A. 税・価格の評定(問23〜25)の3問すべてを捨てる必要はありません。不動産取得税と固定資産税は交互に出題される傾向があり、要点を絞れば1点を狙えます。覚え方は「宅建の税その他は捨てる?所得税は後回しでOK|税金の覚え方と直前対策」で整理しています。
Q. 1週間前に点が30点に届いていません。今年は受けても意味がありますか? A. 合格判定は本番の合計点で決まり、残り1週間でも業法と数字の暗記で点が動く余地はあります。受験料は支払い済みのため、本番の問題で自分の位置を知る機会にもなります。結果が届かなかった場合の次の手は「宅建に落ちたら次はいつ?再受験は年1回・得点別の立て直し方」にまとめています。
まとめ
宅建の1週間前は、やることを増やさず次の4点に集中します。
- 10月11日(日)の13時から、本番と同じ条件で通し演習を1回だけ解く
- 間違いは知識不足・読み違い・初見に分け、前の2つだけを直す
- 平日は宅建業法・法令上の制限・特別法・統計の数字一覧を1枚ずつ作る
- 前日は数字一覧と間違いの印だけを見て、持ち物を準備して早めに寝る
10月18日の本番まで、点が動く作業に時間を集めてください。
あわせて読みたい
※本記事は情報提供を目的としたもので、試験の合格や学習の成果を保証するものではありません。試験制度・料金は変更される場合があるため、受験前に必ず公式サイトでご確認ください。
参考にした情報
- 一般財団法人 不動産適正取引推進機構「宅建試験」(受験票の発送日・合格発表日。最終確認日:2026-10-10)
- 一般財団法人 不動産適正取引推進機構「試験概要」(試験時間・出題数・法令の基準日。最終確認日:2026-10-10)
- 長野県「令和8年度宅地建物取引士資格試験案内」(試験日・集合時刻)