宅建・不動産

宅建の自己採点がボーダー付近|合格発表までの5週間にやること

※本サイトの記事にはアフィリエイト広告(PR)を含む場合があります


※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。

宅建の自己採点で35点前後だと、合格発表までの毎日が落ち着きません。

結論から書くと、過去10年の合格点は33〜38点の範囲です。 この範囲に入った人は、発表の日まで合否は分かりません。待つ間は「合格した場合の準備」と「届かなかった場合の準備」を半分ずつ進めます。どちらに転んでも、約5週間を無駄にしない進め方です。

2026年度(令和8年度)の試験は10月18日(日)です。合格発表は11月25日(水)9時30分です(不動産適正取引推進機構の公式サイト・最終確認日:2026-09-30)。この記事では、自己採点のやり方と得点帯ごとの見方、発表までにやることを順に整理します。

自己採点の前に知っておく3つの事実

自己採点の数字は、公式の結果ではありません。まず次の3点を押さえておくと、解答速報に振り回されにくくなります。

  • 公式の正解番号は合格発表日に出る:合格者の受験番号・合否判定基準・正解番号は、発表日に公式サイトへ掲載されます
  • 合格点は毎年変わる:公式の試験実施概況では、過去10年の合格点は50問中33〜38点です
  • 不合格者に通知は届かない:公式FAQによると、合格者には簡易書留で合格証書が届きます。不合格者への通知はありません

試験当日の夜から各資格スクールが解答速報を出します。解答速報はスクールごとの参考情報です。公式の正解番号と照らし直すまでは「暫定の点数」として扱ってください。

自己採点のやり方と解答速報の使い方

自己採点は、自分がマークした番号を問題冊子に残しておかないとできません。試験時間は13時から15時までの2時間です(登録講習修了者は13時10分から)。

試験中に問題冊子へ解答を転記

各スクールの解説では、問題冊子への書き込みと持ち帰りは例年できる扱いとされています。当日の試験監督の案内には必ず従ってください。

写し方のコツは次の3つです。

  • 1問解くごとに、問題番号の横へ選んだ番号を丸で囲む
  • 迷った問題には「?」を付けておく。あとで振り返るときの材料になる
  • 最後の5分でマークシートと問題冊子の番号を見比べる

マークのずれは、自己採点どころか本番の失点につながります。見比べる作業は、転記ミスとマークミスの両方を防げます。

解答速報は2社以上で照合

解答速報は、複数のスクールで答えが割れる問題が出ることがあります。1社だけで採点すると、その1問で合否の見立てが変わりかねません。

2社以上の速報で照合し、答えが割れた問題は「未確定」として別に数えておきます。たとえば「確定34点+未確定1問」と書き残す形です。

分野別の点数もメモ

合計点だけでなく、分野ごとの点数も記録します。宅建は50問で、分野の配分はおおむね次のとおりです。

分野出題数
権利関係14問
法令上の制限8問
税・その他8問
宅建業法20問

分野別のメモは、届かなかった場合に翌年の計画を立てる材料になります。発表を待つ5週間のうちに記憶は薄れるので、試験当日か翌日のうちに書いておきます。

過去10年の合格点で自分の位置を確認

自分の点数が「どのあたりか」は、公式の過去データと比べると冷静に見られます。不動産適正取引推進機構の試験実施概況(令和7年度以前10年間)から、一般受験者の合格点と合格率を抜き出しました。

実施年度合格点合格率
令和7年度33点18.7%
令和6年度37点18.6%
令和5年度36点17.2%
令和4年度36点17.0%
令和3年度(12月)34点15.6%
令和3年度(10月)34点17.9%
令和2年度(12月)36点13.1%
令和2年度(10月)38点17.6%
令和元年度35点17.0%
平成30年度37点15.6%
平成29年度35点15.6%
平成28年度35点15.4%
出典:一般財団法人 不動産適正取引推進機構「試験実施概況(令和7年度以前10年間)」。登録講習修了者(5問免除)の合格点は、45問中で一般受験者より5点低い値です(令和3年度12月試験は該当者なし)。

直近2年で見ても、令和6年度は37点、令和7年度は33点でした。1年で4点動くことがあるので、前年の合格点だけで判断するのは危険です。

宅建 | 自己採点の見方

自己採点の点数と過去10年の合格点

過去の実績との比較です。今年の合否を示すものではありません

過去10年の合格点との関係発表までの動き方
39点以上 過去10年の最高を上回る ○ 10年間すべての合格点以上 ○ 登録の準備を先に進める
33〜38点 ボーダー帯 △ 年によって合否が分かれる △ 合格・不合格の両方に備える
32点以下 過去10年の最低を下回る × 10年間の合格点に届かない △ 振り返りを残して休む
  • ※一般受験者(50問)の場合。登録講習修了者は各区分から5点を引いて読み替えてください
  • ※合格点はその年の出来で決まります。正式な合否は11月25日の公式発表で確認してください

コツコツ資格

得点帯別・発表までの5週間でやること

試験日から発表日までは38日、約5週間あります。得点帯ごとに、やることを分けて整理します。

39点以上は登録の準備から

過去10年で39点以上が不合格になった年はありません。とはいえ、合格が決まるのは発表日です。発表前にできるのは「調べておく」ことまでにします。

  • 資格登録の条件を確認する:宅建士として登録するには、宅建業の実務経験2年以上か、登録実務講習の修了が必要です
  • 登録実務講習の日程を調べる:実務経験が無い人は講習を受けます。講習の実施機関と日程は、登録先の都道府県の案内で確認します
  • 職場への伝え方を考える:資格手当や配置の相談は、合格証書が届いてからにします

33〜38点は合否両方への備え

ボーダー帯の人は、5週間を「待つだけ」で終わらせないでください。おすすめは、合格した場合と届かなかった場合の準備を半分ずつ進める形です。

1週目は、自己採点の見直しに使います。

  • 間違えた問題を分野別に並べ、「知らなかった」「知っていたのに間違えた」に分ける
  • 迷って「?」を付けた問題のうち、当たった問題と外れた問題を分ける
  • 結果を1枚のメモにまとめる。届かなかった場合に翌年の出発点になる

2〜5週目は、軽めの復習を週2〜3回にとどめます。

  • 失点が多かった分野だけ、過去問を週に10問ほど解く
  • 登録実務講習の日程など、合格した場合の手続きも並行して調べる
  • 勉強以外の予定を優先してよい。5週間ずっと張り詰める必要はない

合格点の予想は、スクールや受験者掲示板で毎年さまざまに出ます。予想は公式の基準ではありません。予想サイトを1日に何度も見る時間は、振り返りのメモに回すほうが次につながります。

32点以下は振り返りメモと休息

32点以下は、過去10年のどの年の合格点にも届かない水準です。ただし合格点は毎年変わるため、公式の発表までは結果を決めつけないでください。

この得点帯の人がやることは2つだけです。

  • 分野別の失点メモを残す:記憶が新しいうちに、どこで何点落としたかを書く
  • いったん勉強から離れる:翌年の試験は例年10月で、立て直す時間は1年近くある

翌年に向けた得点別の立て直し方は、宅建に落ちたら次はいつ?再受験は年1回・得点別の立て直し方で詳しく整理しています。

待つ間に別の資格を受ける選択

宅建と範囲が重なる資格に、賃貸不動産経営管理士と管理業務主任者があります。宅建の直後に受ける人も多い組み合わせです。

試験2026年度の試験日合格発表申込期限(WEB)
賃貸不動産経営管理士11月15日(日)12月24日(予定)9月30日
管理業務主任者12月6日(日)2027年1月15日9月30日
出典:賃貸不動産経営管理士協議会「試験実施要領(令和8年度)」、各資格スクールによる管理業務主任者試験の実施公告の解説。最終確認日:2026-09-30

2026年度の申込は、どちらも9月30日で締め切られています。 申込を済ませた人は、宅建の発表を待つ間に受験できます。申込をしていない人は、翌年度に宅建と並べて計画を立てる形になります。宅建後に賃管士を続けて受ける手順は、宅建と賃貸不動産経営管理士の併願|宅建後4週間の独学手順にまとめています。

翌年は独学か講座かの判断

ボーダー帯で届かなかった場合、独学のまま取りこぼしを詰めるか、講座で学び直すかで迷う人がいます。判断の目安は、振り返りメモの中身です。

  • 「知っていたのに間違えた」が多い人:知識はそろっているので、独学で過去問の解き直しを続ける方法が合う
  • 「知らなかった」が多く分野が散らばっている人:知識に穴が多いので、講義で全体を入れ直すと穴を見つけやすい

講座は費用がかかります。月額制でも、1年通えばまとまった金額になります。独学で過去問を回せている人に、講座は必須ではありません。

オンスク.JPは月額制のオンライン資格講座です。公式サイトの講座一覧に宅建の講座があります(2026-09-17確認)。料金や講座の内容は変わることがあるため、申し込む前に公式サイトで確かめてください。

知らなかった論点が多く、講義で範囲を整理し直したい人はこちらです。

よくある質問

Q. 自己採点の点数と本番の点数がずれることはありますか? A. あります。マークの転記ミスや、解答速報と公式の正解番号の違いで点数は変わりえます。確定するのは、11月25日に公表される公式の正解番号で照らし直したときです。

Q. 不合格だったら通知は来ますか? A. 公式FAQによると、不合格者への通知はありません。合否は発表日に公式サイトの合格者受験番号で確認します。合格者には簡易書留で合格証書が届きます。

Q. 合格点が38点を超える年はありますか? A. 公式の試験実施概況に載っている過去10年では、最高は令和2年度10月試験の38点です。それより前の年度や今後については、この記事では扱っていません。

Q. 登録講習修了者(5問免除)の場合はどう読み替えますか? A. 過去10年の実績では、登録講習修了者の合格点は45問中で、一般受験者より5点低い値です。自己採点の点数に5点を足すと、一般受験者の表と比べやすくなります。

Q. ボーダーの人は発表まで勉強を続けるべきですか? A. 毎日続ける必要はありません。1週目に振り返りメモを作り、あとは週2〜3回の軽い復習で十分です。届かなかった場合も、次の試験は例年10月なので時間は残っています。

まとめ

  • 過去10年の合格点は33〜38点。この範囲の人は発表日まで合否が分からない
  • 自己採点は解答速報2社以上で照合し、割れた問題は「未確定」として数える
  • 33〜38点の人は、合格後の手続き調べと振り返りメモを半分ずつ進める
  • 32点以下の人は、分野別の失点メモだけ残して勉強から離れてよい
  • 合否の確定は2026年11月25日9時30分の公式発表

どの得点帯でも、試験直後に作る振り返りメモが次の一歩の材料になります。発表日までの5週間は、そのメモを作る時間として使ってください。

あわせて読みたい


※本記事は情報提供を目的としたもので、試験の合格や学習の成果を保証するものではありません。試験制度・料金は変更される場合があるため、受験前に必ず公式サイトでご確認ください。

最終確認日:2026-09-30(試験日・合格発表日・過去の合格点・他資格の日程)

参考にした情報