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ITパスポートの勉強時間は何時間?初心者・社会人・1ヶ月合格の目安

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「ITパスポートって、結局どれくらい勉強すれば受かるの?」——申し込む前にいちばん知りたいのは、この一点だと思います。参考書の分厚さを見て不安になったり、「1ヶ月で受かった」という体験談を見て、自分にも同じことができるのか判断がつかなかったり。

この記事では、勉強時間が何時間必要かを初心者・社会人・IT知識がある人の3パターンに分けて示し、そこから何ヶ月・何日かかるのかを1日の勉強時間別の早見表に落とします。あわせて、試験時間と問題数といった当日の基本情報、働きながら時間を作る方法、最短で受かる人の共通点までまとめます。

結論:ITパスポートの勉強時間は100〜180時間が目安

先に結論です。ITパスポートの勉強時間は、IT知識がほぼゼロの初心者で約180時間、IT の基礎知識がある人で約100〜150時間が一つの目安とされています。

前提知識勉強時間の目安1日2時間なら
初心者(IT知識ほぼゼロ・文系)約180時間約3ヶ月
一般的な社会人(仕事でPCは使う)約100〜150時間約2〜2.5ヶ月
IT知識がある人・情報系の学習経験あり約100時間前後約1.5〜2ヶ月

この数字は、資格スクールが公表している勉強時間の目安が複数の会社でおおむね一致しているものです。ユーキャンは「初心者は約180時間・約3ヵ月(毎日2時間)、IT基礎知識がある人は約100時間・約1.5ヵ月」、アガルートは「初心者は約180時間、IT基礎知識がある場合は約100〜150時間」としています(いずれも最終確認日:2026-09-05。出典は記事末に記載)。

ただし、これはあくまで平均的な目安で、個人差はかなり大きいという点は正直にお伝えしておきます。同じ「初心者」でも、日常的にスマホやPCを使いこなしている人と、そうでない人とでは、テクノロジ系の用語に慣れるまでの時間がまったく違います。目安を「自分の計画を組む起点」として使い、2週間ほど進めた時点で実際のペースに合わせて調整するのが現実的です。

ITパスポートの試験時間と問題数(当日の基本情報)

勉強時間を計画する前に、ゴールの形を確認しておきます。IPA(情報処理推進機構)の公式サイトによると、ITパスポート試験の当日の条件は次の通りです(最終確認日:2026-09-05)。

項目内容
試験時間120分
出題数小問100問
出題形式四肢択一式
合格基準(総合評価点)1,000点満点中600点以上
合格基準(分野別評価点)ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の各分野で1,000点満点中300点以上

ここで注目したいのが分野別評価点です。総合で600点を超えていても、3分野のうち1つでも300点を下回ると不合格になります。つまり、苦手分野を丸ごと捨てる戦い方はできない試験です。「テクノロジ系が難しいからストラテジ系だけで稼ぐ」という作戦が使えないため、勉強時間の配分は3分野にバランスよく割り振る必要があります。

試験の基本データ

ITパスポート試験

試験方式CBT方式。年間を通じて随時受験できる
受験手数料7,500円(税込)
申込方法ITパスポート試験ウェブサイトで、試験日時・会場を自分で選んで申込み
合格率48.6%(令和7年度/受験者271,352人・合格者132,012人)
  • システムのリプレースに伴い、2026年12月28日以降に試験の一時休止が予定されています(試験会場によっては2026年12月27日より前に休止となる場合あり)。2027年1月以降の実施は2026年秋頃に公式で告知予定。

出典: IPA 情報処理推進機構 / 最終確認日: 2026-08-07

試験制度は変わることがあります。受験前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

※受験手数料・試験日程・合格率は変更されることがあります。最新の情報は必ずIPAの公式サイトでご確認ください。

ITパスポートの難易度は?合格率は約5割

ITパスポートの合格率は48.6%で、受験者のおよそ2人に1人が合格しています(令和7年度・受験者271,352人/合格者132,012人。IPA「統計資料」最終確認日:2026-10-08)。IT系の国家試験の中では入口の試験ですが、何も準備せずに受かる試験ではありません。

難しく感じる理由は、1問ずつの難しさより次の2点にあります。

  • 範囲が広い:経営・法律(ストラテジ系)、開発やプロジェクト管理(マネジメント系)、ネットワーク・セキュリティ(テクノロジ系)と、仕事で触れない分野が必ず混ざる
  • 分野別の足切りがある:総合600点以上に加えて、3分野それぞれ300点以上が必要。得意分野だけで逃げ切れない

初心者が約180時間かかるとされるのも、この範囲の広さが理由です。逆に言えば、3分野を満遍なく過去問で回せば届く難易度で、特別な才能は要りません。

初心者(IT知識ゼロ)の場合は何時間必要?

IT知識がほぼゼロの初心者、いわゆる文系・非IT職の人の目安は約180時間です。1日2時間で約3ヶ月、1日1時間なら約6ヶ月の計算になります。

初心者の時間が長くなる理由は、勉強の中身が難しいからというより、知らない言葉が多すぎて、最初のうちは進みが遅いからです。テクノロジ系にはネットワーク・データベース・セキュリティの用語が大量に出てきます。1ページ読むのに用語を何度も調べることになり、序盤ほど時間あたりの進みが悪くなります。

そのため初心者は、次のような配分にすると挫折しにくくなります。

  • 最初の30〜40時間:テキストを1周する。分からない用語があっても立ち止まらず、「そういう言葉がある」と流して最後まで到達することを優先する
  • 次の100時間前後:過去問を分野ごとに解く。間違えた問題だけテキストに戻って読み直す
  • 最後の30〜40時間:本番と同じ形式(100問・120分)での通し演習と、間違いノートの見直し

「テキストを完璧に理解してから過去問へ」と考えると、たいていテクノロジ系の途中で力尽きます。理解は過去問を回しながら後から付いてくる、という前提で進めるのが初心者向きです。

社会人が働きながらの場合|必要な時間と現実的なペース

働きながら受験する社会人の目安は、約100〜150時間とされることが多い数字です。仕事でPCやシステムに触れている分、まったくの初心者よりは用語に馴染みがあるためです。1日1.5時間を約100日続けて約3ヶ月、というのが一つのモデルケースになります。

ただし社会人の場合、本当の難所は「合計時間」ではなく平日にまとまった時間が取れないことです。ここを解決しないと、計算上は3ヶ月でも、実際には半年たっても終わらないということが起こります。

現実的なのは、平日と週末で役割を分ける組み方です。

タイミング時間の目安やること
通勤・移動中20〜30分スマホで一問一答(過去問アプリ・過去問サイト)
昼休み10分前日に間違えた用語だけ見直す
帰宅後30〜60分テキストを1セクション、または過去問を1分野
土日どちらか2〜3時間週の総復習・通し演習

この組み方なら平日は約1時間、週末に3時間で、1週間あたり約8時間。100〜150時間なら約13〜19週、つまり3〜4ヶ月で到達します。「毎日2時間」を前提にした計画より、こちらのほうが崩れにくいはずです。

平日にゼロの日を作らないのが最大のコツです。5分でも問題を1問解いておくと、翌日の再開がぐっと楽になります。

ITパスポートは何ヶ月かかる?1日の勉強時間別の早見表

「何ヶ月かかるか」を1日の勉強時間から逆算した早見表です。初心者は180時間、IT知識がある人は100時間で計算しています。

1日の勉強時間初心者(180時間)IT知識がある人(100時間)
30分約12ヶ月約6〜7ヶ月
1時間約6ヶ月約3ヶ月強
1.5時間約4ヶ月約2ヶ月強
2時間約3ヶ月約1.5〜2ヶ月
3時間約2ヶ月約1ヶ月

※目安の勉強時間を毎日欠かさず続けた場合の単純計算です。実際には休む日も出るため、余裕を1〜2週間見ておくと計画が崩れにくくなります。

おすすめは、勉強を始める前に受験日を先に決めてしまうことです。ITパスポートはCBT方式で年間を通じて随時受験でき、自分で試験日時と会場を選んで申し込めます。裏を返すと「いつでも受けられる」ぶん先延ばしにしやすいので、日付を固定して逆算するほうが結果的に早く終わります。

また、期間が長くなるほど前半に覚えたことを忘れるという問題も出てきます。1日30分で12ヶ月かけるプランは、計算上は同じ180時間でも、実際には忘却の分だけ余計に時間がかかります。可能なら1日1時間以上を確保して、6ヶ月以内に収めるほうが効率的です。

なお2026年は、年内に受けられる最後の日が12月27日です。IPAは試験システムの入れ替えで2026年12月28日以降の試験を休止し、2027年1月以降の実施は「2026年秋頃にウェブページで知らせる」としています(IPA「CBT試験休止および再開に関する情報」2026年8月3日更新・最終確認日:2026-10-08)。早見表で3ヶ月以上かかる人は、年内受験には1日の時間を増やす必要があります。年内に間に合うかの逆算はITパスポートは何ヶ月で取れる?1ヶ月合格の条件と年内の逆算にまとめています。

1ヶ月で合格するには?

「ITパスポート 勉強時間 1ヶ月」という調べ方をする人は多いのですが、正直に書くと初心者が働きながら1ヶ月で合格を狙うのは、かなり厳しいというのが目安時間からの答えです。180時間を30日で割ると1日6時間。フルタイム勤務との両立は現実的ではありません。実際、アガルートも「1日6時間で約1ヶ月」を最短合格のケースとして挙げており、これは学生や休職中など、まとまった時間を取れる人を想定した数字です。

一方で、次の条件に当てはまるなら1ヶ月合格は計算上あり得ます。

  • 仕事で日常的にITやシステムに触れている(目安100時間側の人)
  • 1日3時間以上を1ヶ月間続けられる見込みがある
  • 基本情報技術者などの学習経験がある

この場合の進め方は、初心者向けとはまったく別物になります。テキストの通読はしません。 最初から過去問を解き、間違えた問題の用語だけテキストや検索で確認する、という順番です。ITパスポートは過去問と似た傾向の問題が出やすいため、知識の穴を過去問で見つけて塞ぐほうが、1周読むより速く点が伸びます。

そして、初心者で受験日まで1ヶ月しかない場合は、日程をずらすことを検討してください。 ITパスポートの受験手数料は7,500円(税込・最終確認日は上の基本データを参照)で、不合格ならもう一度払うことになります。CBTで日程は自由に選べるのですから、無理に間に合わせるより2〜3ヶ月後に設定し直すほうが、費用面でも精神面でも安く済みます。ただし2026年は12月27日が年内最後の受験日で、それより後は休止明けの案内を待つことになります。

最短で受かる人の共通点

「最短」「何日で受かるか」を調べていると、「20時間で合格した」といった話も目に入ってきます。こうした短時間合格が起きるのは、たいてい次のどれかです。

  • 情報系の学生や、IT業界で数年働いている(すでに知識のストックがある)
  • 基本情報技術者・応用情報技術者などの学習経験がある
  • 学習前の力試しに過去問を解いてみたら、すでに合格点前後だった

つまり、**短時間で受かった人は「勉強時間が短い」のではなく、「試験に入る前の持ち時間がすでに長い」**わけです。前提が違う人の記録を自分の計画の基準にすると、思ったより進まないときに「自分は向いていない」と誤解してしまいます。参考にするなら、時間の長さではなく進め方のほうです。

そのうえで、短期で合格した人の進め方には次の共通点があります。

  1. 最初に過去問を1回分解いて、現在地を測っている。何点足りないかが分かると、必要な勉強時間の見当がつきます
  2. テキストの通読に時間をかけていない。分からない用語を調べる作業を、過去問を解きながら同時に行っています
  3. 分野別評価点を意識して、苦手分野を放置していない。3分野すべてで300点以上が必要なため、得意分野の上積みより苦手分野の底上げを優先しています
  4. 受験日を先に決めている。締め切りがあるほうが1日あたりの密度が上がります

勉強時間を減らす教材の選び方

勉強時間は、教材の選び方でもある程度短くできます。ユーキャンの解説では、自分に合った教材を選ぶことで20〜30時間ほど短縮できる可能性があるとされています(最終確認日:2026-09-05)。180時間のうち20〜30時間なら、1日1時間の人にとっては3〜4週間分に相当します。

選択肢は大きく2つです。

ITパスポート | 教材の選び方

独学(市販テキスト)と月額制オンライン講座の違い

どちらが向くかは、つまずいた時に自力で調べ切れるかで決まります

始めるときの費用つまずいた時の解決続けやすさ
市販テキスト+無料の過去問サイト 完全独学 ○ テキスト代の数千円で始められる △ 分からない用語は自分で調べる △ 計画も進み具合の管理も自分で行う
月額制のオンライン講座 講義動画つき △ 受講している間は月額費用がかかる ○ 講義動画で用語の背景から説明を受けられる ○ スマホでスキマ時間に進めやすい
  • ※費用・講座内容は変更されることがあります。申込み前に各公式サイトで最新をご確認ください。

コツコツ資格

市販テキスト+過去問サイトの独学は、費用が最も安く済む方法です。ITパスポートは出題範囲が入門レベルで、無料で使える過去問サイトも充実しているため、独学でも十分に合格を狙える試験です。まずはこちらから試して問題ありません。

テキストを読んでも用語がイメージできない、一人だと計画が続かないという場合は、講義動画つきのオンライン講座を検討する価値があります。特に月額制のサービスは、必要な期間だけ使って終われるため、試験まで2〜3ヶ月という短期の学習と相性が良い形です。

オンスク.JPは、月額制(ウケホーダイ)で対象講座が受け放題になるオンライン資格講座で、ITパスポート試験の講座も用意されています。講義動画・練習問題・ダウンロード教材で構成され、スマホアプリでも学習できます。無料体験から中身を確認できるので、動画の相性を先に試してから判断できます(最終確認日:2026-09-05・オンスク.JP公式サイトで確認)。

もう一つの選択肢として、スタディングのITパスポート講座もスキマ時間の学習を想定した内容で、講座内容や料金を公式サイトで確認できます。

とはいえ、ITパスポートは市販テキストと過去問サイトだけでも合格を狙える範囲の試験です。まず独学で2週間ほど進めてみて、思ったより進まないと感じたら講座を検討する——この順番が、お金の面でも納得しやすいと思います。

勉強の進め方(時間を無駄にしない順番)

必要な時間が分かっても、順番を間違えると同じ時間で伸びが変わります。王道は次の4ステップです。

  1. テキストを1周する(深入りしない):全体像をつかむのが目的。分からない用語は付箋を貼って先へ進む
  2. 過去問を分野ごとに解く:ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系を順に、まとまった単位で回す
  3. 間違えた問題の用語だけテキストに戻る:正解した問題の復習に時間を使わない
  4. 直前は本番と同じ形式で通し演習:100問・120分の感覚に慣れておく

特に3が時間短縮の肝です。すでに分かっている範囲を読み返す時間が、独学でいちばん無駄になりやすい部分です。

つまずきやすいポイント

  • テクノロジ系の用語量に圧倒されて止まる:完璧を目指さず、過去問での頻出用語から覚える
  • ストラテジ系(経営・法務)を後回しにする:分野別評価点があるため捨てられません。配点も小さくないので早めに手を付ける
  • テキストを読むだけで満足する:読んだ量ではなく解いた量で点が決まります
  • 長期プランにして忘れる:期間が延びるほど復習コストが増えます。1日1時間以上・6ヶ月以内が目安
  • 計算問題を全部避ける:2進数や稼働率など、パターンが決まっているものは短時間で得点源にできます

よくある疑問

Q. 文系・IT未経験でも受かりますか? 受かります。ITパスポートはIT初心者向けの入門資格として設計されています。用語に慣れるまでが山場なので、過去問で繰り返し触れることが近道です。ただし個人差はあり、合格が保証されるものではありません。

Q. ITパスポートの試験時間は何分ですか? 120分です。出題は小問100問・四肢択一式で、1問あたり約1分12秒(72秒)の配分になります。迷う問題は後回しにできるため、過去問を時間を計って解く練習をしておけば時間切れは起こりにくい試験です。当日の時間配分と画面の使い方はITパスポートの試験時間は120分|100問の時間配分と当日の流れにまとめています。

Q. ITパスポートは何ヶ月かかりますか? 初心者が1日2時間なら約3ヶ月、1日1時間なら約6ヶ月が目安です。IT知識がある人は1日2時間で約1.5〜2ヶ月。働きながらなら、平日1時間+週末3時間の週8時間ペースで3〜4ヶ月が現実的な線です。

Q. ITパスポートは何日で受かりますか? 初心者が1日2時間なら約90日が目安です。1日3時間を確保できるIT知識がある人なら約30日という計算も成り立ちますが、前提知識で大きく変わります。期間を空けるほど前半の内容を忘れるため、週3日以上は触れるペースを保つほうが結果的に短く済みます。

Q. 基本情報技術者を目指す場合、ITパスポートは飛ばしていい? 最終目標が基本情報なら直接そちらを狙う選択もあります。ただしIT未経験の場合、ITパスポートで用語の土台を作ってから進むほうが、結果的に遠回りにならないことも多いです。

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まとめ

ITパスポートの勉強時間は、初心者で約180時間、IT知識がある人で約100〜150時間が目安です。1日2時間なら初心者で約3ヶ月、1日1時間なら約6ヶ月。社会人が働きながらなら、平日1時間+週末3時間の週8時間ペースで3〜4ヶ月が現実的な線です。

1ヶ月合格は、IT知識がある人が1日3時間以上を確保できる場合に限られます。初心者で日程が迫っているなら、無理に受けるより試験日を後ろにずらすほうが確実です(2026年は12月27日が年内最後の受験日で、それ以降は休止明けの案内待ちです)。

試験は120分・100問・四肢択一式で、総合600点以上に加えて3分野すべてで300点以上が必要。苦手分野を丸ごと捨てられない設計なので、時間配分は3分野にバランスよく。テキストを1周したら、あとは過去問を回して間違えたところだけ戻る——この王道で、働きながらでも十分に狙える資格です。

※本記事は情報提供を目的としたもので、試験の合格や学習の成果を保証するものではありません。試験制度・料金は変更される場合があるため、受験前に必ず公式サイトでご確認ください。

参考にした情報(最終確認日:2026-09-05。IPAの統計資料と休止情報は2026-10-08)