FP2級は1ヶ月で合格できる?届く人の条件と4週間プラン
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FP2級を1ヶ月で取りたいと考えている社会人に、先に答えを書きます。FP3級に合格して半年以内で、1ヶ月に80〜100時間を確保できる人なら、1ヶ月合格は現実的な目標です。 3級から1年以上たっている人や、1日1時間しか取れない人は、2〜3ヶ月で計画したほうが失敗しにくいです。
この記事では、自分が届く側かどうかを時間の計算で確かめる方法と、4週間の進め方をまとめました。11月中に受ければ12月15日に結果が出る日程も、日本FP協会の公表日程で確認しています。
最終確認日:2026-10-16。試験日程・受検手数料・合格基準は日本FP協会の公式ページで確認した内容です。変更されることがあるため、申し込み前に公式サイトで最新をご確認ください。
先に結論:1ヶ月で届くかは3級からの距離で決まる
FP2級の1ヶ月合格を左右するのは、才能ではなく3級の知識がどれだけ残っているかです。
FP2級は6分野(ライフプランニング・リスク管理・金融資産運用・タックスプランニング・不動産・相続事業承継)を3級と同じ枠組みで学びます。3級の知識が残っていれば、2級は「同じ分野を一段深く」学ぶ作業になります。知識が抜けていると、3級の内容から学び直すことになり、1ヶ月では足りません。
当サイトのFP3級の次のFP2級の記事では、3級合格直後なら追加80〜150時間、3級から時間がたっている場合は150〜200時間を目安にしています。予備校の解説でも、ゼロから2級を目指す場合は150〜300時間とされることが多いです。勉強時間には個人差があるので、あくまで計画を立てるための目安として使ってください。
| あなたの状況 | 必要時間の目安 | 1ヶ月で届くか |
|---|---|---|
| 3級に合格して半年以内 | 80〜150時間 | 1ヶ月に80〜100時間取れれば届く範囲 |
| 3級から1年以上たっている | 150〜200時間 | 1日5時間以上が必要で、社会人には厳しい |
| 金融・保険の実務経験がある | 分野で差が大きい | 得意分野が多ければ届くこともある |
FP2級の試験の基本
FP2級の学科と実技は、どちらもCBT方式(テストセンターのパソコンで解く方式)で通年実施されています。日本FP協会の試験要綱で確認した内容は次のとおりです。
| 項目 | 学科 | 実技(日本FP協会) |
|---|---|---|
| 試験時間 | 120分 | 90分 |
| 問題数 | 60問(多肢選択式) | 40問(多肢選択式と記述式) |
| 合格基準 | 60点満点で36点以上 | 100点満点で60点以上 |
| 受検手数料(非課税) | 5,700円 | 6,000円 |
学科と実技を同時に申し込む場合は11,700円です。別途、事務手数料などがかかります。
受検資格があるかを最初に確認してください。 3級の合格者、FP業務の実務経験2年以上、AFP認定研修の修了者などが対象です。3級を受けていない人は、FP2級にいきなり受ける条件の記事で最短ルートを確認してから計画を立てましょう。
実技はきんざいでも受けられ、科目によって出題の中身が変わります。どれを選ぶかで迷う人はFP2級の実技の選び方を先に読むと、4週目の練習内容が決まります。
1ヶ月で届く人の条件
1ヶ月で届くかどうかは、次の3つの条件で判断できます。
時間は平日と休日に分けて計算する
1ヶ月に取れる時間は、平日と休日を分けて出すと正確です。30日を平日22日・休日8日として計算した例を表にしました。
| 1日の時間 | 平日22日 | 休日8日 | 1ヶ月の合計 |
|---|---|---|---|
| 平日1時間・休日3時間 | 22時間 | 24時間 | 46時間 |
| 平日2時間・休日5時間 | 44時間 | 40時間 | 84時間 |
| 平日2.5時間・休日6時間 | 55時間 | 48時間 | 103時間 |
平日2時間と休日5時間を4週間続けて、ようやく80時間台に届きます。 平日1時間のペースでは46時間で、3級合格直後の人でも目安の下限に届きません。この場合は1ヶ月にこだわらず、受検日を1ヶ月先に延ばすほうが合格に近づきます。
3級の知識が残っているかを30分で測る
3級の過去問を1回分、時間を計って解いてみてください。6割以上取れれば、3級の知識は2級の土台として使えます。 5割を切る場合は、2級の勉強に入る前に3級の復習が必要です。その分の時間を足すと、1ヶ月では足りなくなります。
苦手が出やすい3分野を把握している
タックスプランニング・不動産・相続事業承継は、2級で数字や計算が一気に増える分野です。この3分野に苦手意識がある人は、1週目に時間を多めに割り当てます。分野ごとの覚え方は次の記事にまとめています。
FP2級 | 1ヶ月合格の見込み
状況別に見た1ヶ月合格の届きやすさ
本文の時間計算と3級からの距離をもとに整理
| 必要時間の目安 | 1ヶ月で取れる時間 | 3級の知識 | |
|---|---|---|---|
| 3級合格から半年以内・平日2時間 | ○ 80〜150時間 | ○ 84時間前後 | ○ 土台として使える |
| 3級合格から半年以内・平日1時間 | ○ 80〜150時間 | × 46時間前後 | ○ 土台として使える |
| 3級から1年以上たっている | × 150〜200時間 | △ 1日5時間以上が必要 | △ 復習から始める |
- 勉強時間は一般的な目安で、個人差があります。合格を保証するものではありません。
コツコツ資格
4週間の進め方
4週間で学科と実技を同じ月に受けることを前提にした進め方です。最初の日に受検日を予約してから始めてください。 予約は受検日の3日前まで可能ですが、日付を決めないと4週間の区切りがぼやけます。
| 週 | やること | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 1週目 | 苦手3分野をテキストで読み、分野別の過去問を1周 | 20〜25時間 |
| 2週目 | 残り3分野を同じ形で1周し、6分野の過去問を2周目へ | 20〜25時間 |
| 3週目 | 実技の計算問題を型ごとに練習し、学科の間違いを解き直す | 20〜25時間 |
| 4週目 | 本番と同じ時間で通し演習し、間違えた論点だけ戻る | 20〜25時間 |
1〜2週目:テキストは1回だけ通読する
1〜2週目の目的は、6分野の過去問を一通り解ける状態にすることです。テキストは1分野を読んだら、すぐ同じ分野の過去問を解きます。テキストを全部読み終えてから過去問に入る順番は、1ヶ月プランでは時間が足りません。
過去問で間違えた問題には印を付けておきます。2周目は印の付いた問題だけを解き直すと、2週目の後半に時間の余裕が生まれます。過去問の回し方はFP2級は過去問だけで受かるかの記事に詳しく書いています。
3週目:実技は計算の型を覚える
実技(日本FP協会の資産設計提案業務)は、キャッシュフロー表や係数、保険・年金・税金の計算が繰り返し出ます。3週目は計算の型を1種類ずつ、同じ形の問題で3回解く練習に使います。学科の知識が足りずに実技が解けないときは、該当する学科の分野に戻って穴を埋めます。
4週目:本番と同じ時間で通して解く
4週目は、学科120分・実技90分を本番と同じ時間で通して解きます。学科は60問を120分で解くので、1問2分が上限です。通し演習で6割に届かない分野があれば、その分野だけ過去問に戻ります。 新しい教材には手を出しません。
もう1つ確認したいのが法改正です。2026年6月〜2027年5月の試験は、2026年4月1日を法令基準日として出題されます。古い問題集の数字が今の制度と違うことがあるので、使っている教材の対象年度を確かめてください。
1ヶ月の独学でつまずきやすい点
テキストの通読に2週間かける
FP2級のテキストは3級より厚く、最初から丁寧に読むと2週間以上かかります。1ヶ月プランで失敗する人は、この段階で時間を使い切っています。1分野を読んだら過去問、の往復を初日から始めます。
学科だけに時間を寄せる
学科の範囲が広いため、実技の練習が4週目の数日だけになりがちです。実技は学科と別に合否が決まり、60点に届かなければ不合格です。3週目は実技に充てると最初に決めておきます。
1日休むと取り戻せない
84時間の計画は、平日2時間を22日続ける前提です。残業や体調で2日休むと4時間不足します。休日のうち1日を予備日にしておくと、遅れを週の中で取り戻せます。
受検日の決め方と年内の日程
日本FP協会が公表している2026年度の日程では、11月に受けた試験の合格発表は12月15日です。12月に受けると、発表は2027年1月19日になります。
| 試験期間 | 合格発表日 |
|---|---|
| 2026年11月1日〜11月30日 | 2026年12月15日 |
| 2026年12月1日〜12月27日 | 2027年1月19日 |
| 2027年1月6日〜1月31日 | 2027年2月16日 |
2026年12月28日から2027年1月5日までは試験の休止期間です。10月中旬に始めて11月中旬に受ければ、年内に結果が分かります。 1ヶ月で間に合わない場合も、12月27日までに受ければ休止期間には入りません。
落ちた場合の受け直しにも日程の制約があります。同じ科目の2回目の受検日は、受けた試験の合格発表日の翌日以後です。11月に受けて落ちた科目は、12月16日以降でないと受け直せません。学科か実技の片方に受かっていれば、その科目は一部合格として免除されます。受け直しの手順はFP2級に落ちたときの立て直し方にまとめました。
1ヶ月の独学が不安な人の選択肢
1ヶ月プランは、教材選びと計画づくりに時間をかけられないのが弱点です。次の状況にあてはまる人は、金融資格向けのeラーニングで学ぶ順番を決めてもらう方法もあります。
- テキストのどこから読むか決められず、1週目が進まない
- 過去問の解説を読んでも計算の手順が分からない
- 通勤時間などのすき間にパソコンやスマホで学びたい
一方で、3級の知識が残っていて過去問の解説が理解できる人は、独学で足ります。講座を足す前に、1週目の過去問の正答率で判断してください。
よくある質問
3級を持っていなくても1ヶ月で受けられますか
FP2級には受検資格があり、3級合格・実務経験2年以上・AFP認定研修の修了などのいずれかが必要です。3級を持っていない人は、受検資格を得るまでの期間も計画に入れてください。
学科と実技は同じ日に受けたほうがいいですか
同じ月に受ければ、合格発表日も同じになります。1ヶ月プランでは同じ月にまとめると、結果が出るまでの期間が短くなります。どちらかの準備が間に合わない場合は、間に合うほうだけ先に受ける方法もあります。
1ヶ月で落ちたら、次はいつ受けられますか
同じ科目の2回目の受検日は、受けた試験の合格発表日の翌日以後です。受検日の翌日から次回の予約はできますが、実際に受けられるのは合格発表の後になります。
何点取れれば本番に進んでいいですか
通し演習で学科36点・実技60点の合格基準を安定して超えるのが目安です。基準ちょうどの点数では、本番で数問落とすと届きません。数問分の余裕を持てるまで、間違えた論点を解き直します。
まとめ
FP2級の1ヶ月合格は、3級合格から半年以内で、1ヶ月に80〜100時間を取れる人に向いた計画です。
- 平日2時間・休日5時間で84時間。平日1時間のペースでは46時間で目安に届かない
- 最初に受検日を予約し、1〜2週目は学科6分野、3週目は実技、4週目は通し演習に使う
- 11月中に受ければ12月15日に結果が分かり、年内に合否を知れる
時間の計算で届かないと分かった人は、受検日を1ヶ月先に置くだけで計画が現実的になります。今日のうちに1ヶ月の時間を計算し、受検日を決めるところから始めましょう。
あわせて読みたい
参考にした情報
- 日本FP協会「2級・3級試験要綱」(jafp.or.jp/exam/outline/3fp.shtml・2026-10-16確認)
- 日本FP協会「試験日程」(jafp.or.jp/exam/schedule/・2026-10-16確認)
※本記事は情報提供を目的としたもので、試験の合格や学習の成果を保証するものではありません。試験制度・料金は変更される場合があるため、受験前に必ず公式サイトでご確認ください。