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英検準2級のライティングが書けない|社会人の2週間直前対策

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リーディングとリスニングは過去問で形になってきたのに、ライティングだけ白紙のまま10分が過ぎる。英検準2級を受ける社会人から、この詰まり方はよく聞きます。英語力が足りないというより、書き出す手順を決めていないことが原因の場合が多いです。

この記事でわかること。

  • 準2級のライティング2問で、それぞれ何をどの順に書くか
  • 本番まで2週間しかない場合の練習の組み方
  • 点が伸びない人に共通する4つのつまずきと直し方

2026年度第2回の本会場の一次試験は10月4日(日)です(英検公式・最終確認日 2026-09-22)。残りが2週間前後なら、新しい単語帳を足すより、ライティングの型を固めるほうが点に直結します。

書けない原因は英語力ではなく手順

手が止まるのは、日本語の作文と同じ順番で書こうとしているからです。準2級のライティングは自由作文ではなく、指示文に書かれた条件を満たすかどうかで点が付きます。条件が決まっているぶん、書く順番もあらかじめ決められます。

先に決めるのは英文ではなく、日本語の骨組みです。 意見をどちらにするか、理由を何にするかを日本語で15秒で決めてから、英語に置き換えます。この順番にすると、途中で内容を変えて書き直す時間がなくなります。

もうひとつの原因は、練習量の置き場所です。単語とリスニングは通勤中にできますが、ライティングは机と紙が要ります。社会人が独学でつまずくのは、練習を「まとまった時間がある日」に先送りしてしまう点です。

準2級のライティングは2問で28点

準2級の一次試験は、筆記80分とリスニング約25分で構成されます。筆記の80分にリーディングとライティングの両方が入ります(英検公式・最終確認日 2026-09-22)。

  • 大問5:Eメール問題。40語から50語。内容・語彙・文法の3観点で12点満点
  • 大問6:英作文(意見論述)。50語から60語。内容・構成・語彙・文法の4観点で16点満点

観点と満点は旺文社の解説によるものです。同社は解答時間の目安をEメール約15分、英作文約20分としています。合わせて35分となり、筆記80分の4割強をライティングが占める計算です。

スコアの面でも比重は大きいです。一次試験はリーディング・リスニング・ライティングの3技能が各600点、合計1800点満点です。準2級の一次試験の合格基準は1322点です(英検公式・最終確認日 2026-09-22)。ライティングが0点なら、残る1200点満点のなかで1322点を取ることになり、計算上とどきません。

英検準2級 | ライティング2問

Eメール問題と意見論述の違い

先に固めるならEメール問題から

語数採点の観点型の決めやすさ
大問5 Eメール 12点満点 ○ 40〜50語と短い ○ 内容・語彙・文法の3観点 ○ 答える2文と質問2文で固定
大問6 意見論述 16点満点 △ 50〜60語とやや長い △ 構成が加わり4観点 ○ 意見と理由2つで固定
  • ※語数・観点・満点は旺文社の解説による(最終確認日 2026-09-22)。合否は技能ごとのCSEスコアで判定されます

コツコツ資格

先に手をつけるのはEメール問題です。語数が少なく、観点も3つで、書く要素が指示文に書かれています。ここを2日で固めてから意見論述に移ると、残り時間の配分が読めます。

Eメール問題の型は4文

Eメール問題は、外国人の知り合いから届いたメールに返信する形式です。指示文では、相手の質問に答えることと、メール中の下線部について具体的な質問を2つすることが条件として示されます。

この条件をそのまま文の数に割り当てます。

  1. あいさつと共感を1文(Thank you for your email. のあとに1文)
  2. 相手の質問への答えを1文から2文
  3. 下線部についての質問を1文
  4. 下線部についての質問をもう1文

合計で4文から5文です。40語から50語の目安に収まります。条件を落とすと内容の点が下がるため、質問2つは必ず数えて確認してください。

質問文で使う形は3つあれば足ります。What kind of … do you … ? と How long … ? と Why did you … ? です。下線部が名詞なら1つ目、期間や回数なら2つ目、理由が聞けそうなら3つ目を当てはめます。

避けたいのは、下線部と関係のない質問を書くことです。たとえば下線部が「新しいカメラ」なのに、相手の週末の予定を聞くと条件を満たしません。質問を作る前に、下線部を指でなぞって名詞を1つ取り出す手順を決めておくと外しません。

意見論述は日本語で先に骨組み

意見論述は、与えられた質問に対する自分の意見と、その理由2つを50語から60語で書きます。採点観点に「構成」が加わるぶん、並べ方が点に響きます。

書く順番は4つです。

  1. 意見(I think … / I do not think …)
  2. 理由の1つ目(First, …)
  3. 理由の2つ目(Second, …)
  4. まとめの1文(For these reasons, …)

理由は1文ずつで終わらせず、補足を1つ足すと語数が安定します。First で理由を言い、次の文で具体例や結果を書く形です。この足し方をしておくと、60語に届かない事故が減ります。

意見は「書きやすいほう」を選んでください。 本心かどうかは採点されません。賛成のほうが理由を英語にしやすいなら賛成で書きます。ここで悩む時間が、そのまま語数不足につながります。

理由のストックを5つ作っておくと使い回せます。

  • 時間が節約できる(It saves time.)
  • お金が節約できる(It is cheaper.)
  • 健康によい(It is good for our health.)
  • 経験が増える(We can learn new things.)
  • 人と話す機会が増える(We can meet more people.)

準2級の出題は日常生活と身近な社会の話題が中心です。この5つで大半の質問に理由を付けられます。

本番2週間の直前スケジュール

2週間で仕上げる場合の配分です。1日あたり30分から45分を想定しています。

期間やること1日の目安
1〜3日目Eメール問題の型を暗記し、過去問1題を書き写す30分
4〜6日目Eメール問題を1日1題、時間を計って書く30分
7〜9日目意見論述の型と理由5つを暗記し、1日1題書く40分
10〜12日目2問をまとめて35分で書く通し練習40分
13〜14日目書いた答案を見直し、間違えた文法だけ復習30分

通し練習を10日目以降に置くのは、型が定まる前に通すと時間だけ過ぎるためです。最初の6日間はEメール問題だけに絞ります。

答案は必ず手書きしてください。本番は紙に書きます。スマホで打つ練習だけだと、スペルの確認に時間を取られます。書いた答案は捨てずに残し、語数を数えて記録しておくと、自分の平均語数がわかります。

添削してくれる相手がいない場合は、模範解答との差を3点だけ見ます。語数、理由が2つあるか、時制がそろっているかの3つです。全部を直そうとすると続きません。

点が伸びない4つのつまずき

もっとも多いつまずきは語数不足です。 目安に届かない答案は、内容が正しくても評価が下がります。書き終えたら語数を数えてください。10語ごとに斜線を入れて数えると5秒で終わります。

次に多いのが条件の取りこぼしです。 Eメール問題で質問が1つしかない答案、意見論述で理由が1つしかない答案が目立ちます。書き終えた直後に指示文の条件をもう一度読む手順を入れれば防げます。

理由と意見のねじれも起きます。 賛成と書いたのに、理由が反対側の内容になっている答案です。日本語で骨組みを決めてから英語に置き換えると起きません。

最後は時間切れです。 リーディングに時間を使いすぎて、ライティングが10分しか残らないケースです。筆記80分のうち、ライティングに35分を先に取り分けておきます。長文でわからない問題があっても、35分の線を越えたらライティングへ移ります。

つまずきのうち3つは、書き終えた直後の見直し1分で防げます。見直しの手順を紙の端にメモしておくと、本番でも同じ動きができます。

本番でライティングの点が届かず不合格だった場合は、成績表の技能別スコアを見て次の回までの立て直しを決めます。その手順は英検準2級に落ちた|次はいつ受ける?スコア差別の立て直し方で整理しています。

独学がつらいときの選択肢

ライティングは、自分の答案が何点なのかが独学では見えません。単語とリスニングは正解が決まっていますが、英作文は判断が要ります。ここで手が止まるなら、答案例と解説が付いた教材を1つ持つほうが早いです。

ただし教材を足しても、書く回数そのものは増えません。残り2週間で必要なのは、1日1題を手で書く時間です。教材を買って満足して終わる人が一定数いるので、先に机に向かう時間を決めてから選んでください。

よくある質問(FAQ)

Q. ライティングが0点でも、ほかの2技能で合格できますか。 一次試験は3技能が各600点で合計1800点、合格基準は1322点です。ライティングが0点なら、残る2技能の満点1200点を全部取っても1322点に届きません。0点に近い答案でも同じ理屈で厳しくなります。

Q. スペルミスは何点引かれますか。 英検協会は観点別の配点は公開していますが、ミス1つあたりの減点幅は公表していません。語彙の観点に響くとされるため、自信のない単語は避け、確実に書ける語に言い換えるほうが安全です。

Q. 語数は多いほうが有利ですか。 語数が多いほど高得点になる採点方式ではありません。Eメールは40語から50語、意見論述は50語から60語が目安です。範囲に収めたうえで、指示文の条件を全部満たすほうを優先してください。

Q. 2週間でライティングだけ仕上げて間に合いますか。 型を覚えるだけなら2週間で足ります。ただしリーディングの語彙が不足していると、筆記80分のなかでライティングの時間を確保できません。語彙が不安な人は、単語の復習を並行させてください。

Q. 準2級プラスとはどう違いますか。 準2級プラスは準2級と2級の間に設けられた級です。受ける級によって語数や出題形式が変わるため、対策の前に自分の申込級を確認してください。

まとめ

準2級のライティングで手が止まるのは、書く順番を決めていないためです。Eメール問題は4文から5文、意見論述は意見と理由2つとまとめの4文。この型を紙に書いて覚えるところから始めます。

残り2週間なら、最初の6日はEメール問題だけに絞ります。次の6日で意見論述と通し練習、最後の2日を見直しに当てる配分が組みやすいです。1日30分でも、手で書いた答案が14枚たまれば本番で手は動きます。

まず今日、過去問を1題だけ開いて、日本語で骨組みを3行書いてみてください。英語に置き換えるのはそのあとで間に合います。

あわせて読みたい

参考にした情報

  • 公益財団法人 日本英語検定協会「2026年度 試験日程(個人でお申し込みの方)」(最終確認日 2026-09-22)
  • 公益財団法人 日本英語検定協会「準2級の試験内容」(最終確認日 2026-09-22)
  • 旺文社 英語の友「英検準2級ライティングの問題と解答のコツ・ノウハウ」(最終確認日 2026-09-22)

※本記事は情報提供を目的としたもので、試験の合格や学習の成果を保証するものではありません。試験制度・料金は変更される場合があるため、受験前に必ず公式サイトでご確認ください。