勉強法・学習計画

英検準2級はゼロから何時間?中学英語やり直しの勉強時間

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「英語は中学以来ほとんど触っていない」。その状態から英検準2級を受けようとするとき、最初に知りたいのは必要な時間でしょう。ところが検索して出てくる「100時間」「3ヶ月」という数字は、英語にある程度触れている人を前提にしていることが多く、ゼロから始める人には短すぎます。

この記事でわかること。

  • ゼロからの合計時間の目安と、その内訳
  • 中学英語のやり直しに何時間かけて、どこで切り上げるか
  • 4ヶ月で組む場合の月別・週別の配分

英検協会は準2級を「高校中級程度」と位置づけています。中学英語があやふやなまま過去問に入ると、読めないと聞き取れないが同時に起きます。土台を作る時間をあらかじめ計算に入れておくほうが、結果的に早く終わります。

ゼロからの勉強時間の結論

中学英語の復習から始めるなら、合計150〜250時間を見ておくのが現実的です。英語スクールや教材各社の解説では、準2級合格までの目安を100〜150時間前後とする例が多く見られます。ゼロからの人は、そこに中学英語の穴を埋める50〜100時間が上乗せされます。

出発点で必要な時間は大きく変わります。目安は次のとおりです。

出発点合計時間の目安1日1時間ペースの期間
中学英語はひととおり覚えている100〜150時間3〜5ヶ月
中学英語があやふや(ゼロから)150〜250時間5〜8ヶ月
英文をほとんど読めない250時間前後より多い3級を挟んで1年

この数字は目安で、個人差があります。学生時代に英語が得意だった人が読み方を思い出すだけなら下限に近づきますし、単語がまったく入っていない人は上限を超えることもあります。

時間の多い少ないより、どこに時間を配るかで差が出ます。 ゼロからの人が最初の1ヶ月を準2級の単語帳に使ってしまうと、文の構造が読めないまま単語だけが増えて、長文で止まります。

ゼロから始める人の3タイプ

自分がどのタイプかは、次の3つで判別できます。

  1. 過去形と現在完了を、意味の違いで使い分けられるか
  2. 関係代名詞が入った文を、返り読みせずに前から読めるか
  3. 英検3級の過去問で6割前後を取れるか

英検の過去問は公式サイトに掲載されています(最終確認日 2026-09-06)。3級の過去問を1回分だけ解けば、自分の位置がはっきりします。

3つとも当てはまる人は、中学英語の復習を20〜30時間で切り上げて準2級の対策に入れます。1つか2つ当てはまる人は、復習に50時間前後。どれも当てはまらない人は、3級を先に受けることを検討する段階です。

3級を挟むか準2級を直接か

英検準2級 | ゼロからの受け方

3級を挟む場合と準2級を直接受ける場合

どちらが向くかは、3級の過去問の点数で決まります

最初の1ヶ月の負担準2級合格までの総時間検定料の合計
3級から段階的に受ける 3級の過去問が6割未満の人 ○ 中学英語の範囲なので進めやすい △ 3級対策の分だけ長くなる △ 6,800円+8,400円
最初から準2級一本 3級の過去問が6割前後を超える人 △ 語彙も文法も同時で重い ○ 対策がそのまま本番につながる ○ 8,400円
  • ※検定料は2026年度・本会場の個人申込(最終確認日 2026-09-06)
  • ※3級を挟む狙いは合格そのものより、中学英語の抜けを点数で測ること

コツコツ資格

3級を挟むと遠回りに見えますが、中学英語の抜けが多い人にとっては最短になる場合があります。3級の合格証は準2級の受験条件ではないため、点数だけ測って準2級に進む使い方でもかまいません。

中学英語のやり直しにかける時間

やり直しに使う50〜100時間は、次のように配ると準2級につながります。

  • 語彙の総復習(中学範囲の1,200語前後):20〜30時間
  • 文法の再確認:20〜40時間
  • 音読とリスニングの慣らし:10〜30時間

文法で戻す範囲は絞ります。時制、助動詞、不定詞、動名詞、比較、受動態、現在完了、関係代名詞。この8つで準2級の文の大半は読めます。仮定法や分詞構文は準2級の対策に入ってから触れれば足ります。

やり直しは7割戻った時点で切り上げます。 中学英語を完璧にしてから準2級に入ろうとすると、いつまでも先に進めません。準2級の語彙は中学範囲の外側にあるため、完璧を待つ時間がそのまま損になります。

やり直し期間でも、英語を聞く時間は毎日5分だけ確保します。ゼロから始めた人がいちばん遅れるのはリスニングで、ここは触れない日を作ると戻りが大きくなります。

準2級の試験内容と合格ライン

準2級の形式は次のとおりです(英検公式サイトで確認・最終確認日 2026-09-06)。

項目内容
一次試験リーディングとライティングで80分、リスニングは約25分
二次試験英語での面接が約6分
合格基準スコア一次 1,322点(満点1,800点)/二次 406点(満点600点)
ライティング2題(Eメール返信40〜50語、意見論述50〜60語)
検定料8,400円(2026年度・本会場の個人申込)

一次試験はリーディング、リスニング、ライティングが各600点で、3技能の合計で判定されます。技能ごとの足切りはありません。ただし合格ラインの1,322点は満点の約73%にあたるため、1技能が大きく落ち込むと合計で届かなくなります。

ゼロからの人が落ちる原因は、ほぼリスニングとライティングです。リーディングは単語を覚えれば時間をかけた分だけ伸びますが、リスニングは直前1ヶ月で詰めても間に合いません。ライティングは2024年度からEメール問題が加わって2題になり、対策なしで書き切るのは難しくなりました。

検定料は2026年度に2025年度から一律100円引き下げられています。試験日程と検定料は変更されるため、申し込み前に英検公式サイトで確認してください。

ゼロから4ヶ月の時間配分

平日1日1時間、土日は各2時間。この配分で月40時間前後、4ヶ月で約150時間になります。中学英語があやふやな人の下限に近い設計です。

時期主な内容目安
1ヶ月目中学英語の文法8項目と語彙の総復習40時間
2ヶ月目準2級の単語帳1周目と短文の空所補充40時間
3ヶ月目長文読解とリスニング(毎日15分の音声)40時間
4ヶ月目過去問3回分、ライティング2題、面接練習35時間

1週間の中では、平日を「単語15分+文法または長文45分」、土日を「過去問または通し演習2時間」に分けると崩れにくくなります。単語を平日の頭に固定するのは、疲れている日でも15分なら回せるからです。

面接対策は4ヶ月目からで足ります。一次試験の合格発表を待ってから始めると、二次まで2週間ほどしかありません。一次の翌日から音読を面接形式に切り替えるのが安全です。

3ヶ月で組みたい人や、社会人としての時間の作り方を知りたい人は、英検準2級を社会人が独学で取る方法|3ヶ月勉強スケジュールで週単位のスケジュール例を出しています。

つまずきやすい3か所と対処

単語帳が止まる原因と回し方

1周目を丁寧にやりすぎると2周目に体力が残りません。1周目は「見て2秒で意味が浮かぶか」だけを判定し、浮かばない語に印を付けて次へ進みます。1日100語を10分で流し、印の付いた語だけを翌日に戻す形にすると、2週間で1周が回ります。1日に何語進めるかの決め方や、忘れた語の戻し方は英検準2級の単語が覚えられない|社会人の覚え方と1日の量で詳しく扱っています。

リスニングが残らないときの順番

音声を速いまま繰り返しても、聞き取れない箇所は聞き取れないままです。順番を変えます。まず英文を目で読んで意味を確定させ、次に音声を聞きながら文字を追い、最後に文字なしで聞きます。この3段階を同じ素材で回すほうが、新しい素材を次々に聞くより残ります。

Eメール問題の書き出しの型

Eメール問題は、相手のメールに下線が引かれた語句について質問を2つ入れて返信する形式です。自由に書く課題ではなく、型があります。返信の骨格を「あいさつ→相手の話への一言→質問1→質問2→締め」と決めておけば、40〜50語は埋まります。書く内容を毎回考え直すのが、時間切れの原因です。

独学が続かないときの選択肢

ゼロからの独学で最初に折れるのは、たいてい2ヶ月目です。単語帳と文法書を自力で回し続ける段階で、進んでいる実感が薄くなります。

紙の教材だけで管理しきれないと感じたら、進捗と採点が自動で残るネット教材を土台にする方法があります。英検対策に絞られた教材なら、出題形式に沿った演習をそのまま積み上げられます。

教材を足しても、やる時間が増えるわけではありません。1日1時間を確保できないまま道具だけ増やすと、かえって散らかります。続かない原因が「時間がない」なら、まず配分を見直すほうが先です。

よくある質問(FAQ)

Q. ゼロから3ヶ月で準2級に受かりますか。 中学英語がある程度残っている人なら可能性はあります。中学英語からやり直す人が3ヶ月で仕上げるには1日2時間前後が必要で、社会人には現実的でない場合が多いです。4〜6ヶ月で組むほうが崩れません。

Q. 3級を飛ばして準2級から受けても問題ありませんか。 英検に受験資格の制限はなく、どの級からでも申し込めます。3級の過去問で6割前後を取れるなら、準2級から直接狙って差し支えありません。

Q. 準2級プラスとどちらを受けるべきですか。 準2級プラスは2025年度に新設された級で、準2級と2級の間に位置します。ゼロから始める人の最初の目標は準2級です。準2級プラスは、準2級に受かったあとで2級までの差を埋める選択肢として考えてください。

Q. 単語帳は何冊必要ですか。 準2級向けの単語帳1冊で足ります。中学英語からやり直す場合のみ、中学範囲の語彙を確認する薄い1冊を先に置きます。同レベルの単語帳を2冊並行すると、どちらも中途半端になります。

Q. S-CBTと従来型はどちらが有利ですか。 出題内容は同じです。S-CBTは1日で4技能を受け、スピーキングは録音形式になります。面接官を前にすると固まる人はS-CBT、パソコン入力に慣れていない人は従来型が向きます。

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まとめ

ゼロから英検準2級を目指すなら、合計150〜250時間、期間は4〜6ヶ月を見込みます。内訳は中学英語のやり直しに50〜100時間、準2級そのものの対策に100〜150時間です。

最初の分岐は、3級の過去問を1回分解くことで決まります。6割前後を取れるなら準2級一本、届かないなら中学英語の復習を先に置きます。やり直しは7割戻った時点で切り上げ、準2級の単語とリスニングに移ります。

英語から離れていた期間が長いほど、最初の1ヶ月は進んでいる感覚が持てません。そこを越えると単語と文法がつながり始めます。まずは3級の過去問1回分から始めてみてください。

※本記事は情報提供を目的としたもので、試験の合格や学習の成果を保証するものではありません。試験制度・料金は変更される場合があるため、受験前に必ず公式サイトでご確認ください。

参考にした情報

  • 公益財団法人 日本英語検定協会「準2級の過去問・試験内容」(試験時間・二次試験の形式/最終確認日 2026-09-06)
  • 公益財団法人 日本英語検定協会「試験日程・会場・検定料(個人でお申し込みを検討している方)」(2026年度の検定料/最終確認日 2026-09-06)
  • 公益財団法人 日本英語検定協会「英検CSEスコアでの合否判定方法について」(合否判定の考え方/最終確認日 2026-09-06)