ITパスポートは何ヶ月で取れる?1ヶ月合格の条件と年内の逆算
IT・パソコン資格

ITパスポートは何ヶ月で取れる?1ヶ月合格の条件と年内の逆算

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ITパスポートを取りたいが、何ヶ月かかるのか分からない。1ヶ月で受かるならすぐ申し込みたい。そう考えて調べている社会人や学生は多いはずです。

結論から書きます。1日の勉強時間が平日1時間・休日3時間なら、IT用語に慣れている人で約2ヶ月、初めての人で約4ヶ月が目安です。 1ヶ月で届くのは、IT用語になじみがあり、1日3時間以上を確保できる人に限られます。

もう1つ、今年は日程に締め切りがあります。IPAは試験システムの入れ替えで、2026年12月28日以降の試験を休止すると案内しています。年内に受けたい人は、試験日から逆算して始める日を決めてください。

本記事は独学の計画づくりを解説するもので、合格を保証するものではありません。勉強時間には個人差があります。試験制度は変わることがあるため、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の公式サイトで最新情報をご確認ください。

何ヶ月かかるかは総時間÷1日の時間

ITパスポートに必要な期間は、勉強の総時間を1日に使える時間で割ると出ます。総時間の目安は、一般に100〜180時間とされることが多い数字です。IT用語に慣れている人は100時間前後、初めての人は180時間前後を見ておきます。

夜の机でノートを広げ、資格の勉強期間を見積もっている社会人の様子

1日の勉強時間ごとに計算すると、期間の目安は次のとおりです(1ヶ月を30日として計算)。

1日の勉強時間100時間の人180時間の人
1時間約3ヶ月強約6ヶ月
2時間約1ヶ月半〜2ヶ月約3ヶ月
3時間約1ヶ月強約2ヶ月
4時間約1ヶ月約1ヶ月半

働きながらの場合は、平日と休日で分けて考えると現実に近づきます。平日1時間・休日3時間なら、1週間で11時間です。100時間なら約9週(約2ヶ月)、180時間なら約16週(約4ヶ月)かかります。

試験の基本情報は次のとおりです(IPA公式・最終確認日:2026-10-07)。

項目内容
試験方式CBT方式(会場のパソコンで解答・年間を通じて随時実施)
試験時間・問題数120分・100問(四肢択一式)
合格基準総合評価点600点以上(1,000点満点)かつ3分野それぞれ300点以上
受験料7,500円(税込)

合格基準に「3分野それぞれ300点以上」がある点は、期間の見積もりに効きます。ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系のどれか1つを後回しにすると、総合点が足りても不合格です。苦手分野の分だけ、総時間を多めに見積もってください。

初日に自分の期間を判定する方法

自分が100時間側か180時間側かは、初日に過去問を1回分解くと見当がつきます。IPAは実際に出題した問題を公開しており、無料の過去問サイトでも解けます。時間は計らず、分からない問題は勘で答えてかまいません。

正答率ごとの目安は次のとおりです。本記事の見立てで、公式の基準ではありません。

初回の正答率見込む総時間平日1時間・休日3時間の場合
6割以上50〜80時間約1ヶ月〜2ヶ月弱
4〜6割100時間前後約2ヶ月
4割未満150〜180時間約3ヶ月〜4ヶ月

四肢択一なので、何も知らなくても4問に1問は当たります。4割未満なら、用語そのものを覚える時間が必要な段階です。 解説を読んでも、解説の中の用語が分からないことが多いはずです。テキスト1冊を辞書として横に置いてください。

初回で6割を超えた人は、仕事でIT用語に触れている人に多いパターンです。この場合はテキストの通読を省き、過去問中心で進めても間に合います。進め方はITパスポートは過去問だけで受かる?向く人と過去問道場の使い方で詳しく書いています。

1ヶ月で届く人と届かない人

1ヶ月合格に届くかは、「IT用語へのなじみ」と「1日に使える時間」の2つで決まります。片方だけでは足りません。

1ヶ月で届きやすい人

  • 初回の過去問で6割前後を取れた
  • 1日3時間以上を4週間続けられる(休日にまとめて6時間取れる人も含む)
  • 仕事でパソコンや社内システムを日常的に使っている

1ヶ月では足りにくい人

  • 「サーバ」「データベース」と聞いてもイメージが湧かない
  • 平日は1時間取れるかどうか
  • 2進数や表計算の問題で、何を問われているのか分からない

足りにくい側に当てはまる人が1ヶ月にこだわると、テクノロジ系の理解が浅いまま本番を迎えがちです。テクノロジ系は300点を割りやすい分野で、取りやすい順番はITパスポートのテクノロジ系が苦手|300点を割らない順番にまとめています。

ITパスポート | 勉強期間の選び方

1ヶ月・2ヶ月・3ヶ月プランの違い

総時間100〜180時間を期間で割った場合

1日の勉強時間IT初心者10月上旬開始で年内受験
1ヶ月プラン 経験者向け △ 約3.3〜6時間 × 時間が足りにくい ○ 11月中に受けられる
2ヶ月プラン 働きながらの標準 △ 約1.7〜3時間 △ 毎日2〜3時間の確保が要る ○ 12月上旬に受けられる
3ヶ月プラン 初学者向け ○ 約1.1〜2時間 ○ 用語を覚える時間を取れる × 12月27日を越える
  • ※勉強時間の目安には個人差があります
  • ※会場によっては12月27日より前に試験が終わる場合があります

コツコツ資格

12月27日から逆算する年内スケジュール

年内に受けるなら、受けられる最後の日は2026年12月27日です。IPAの案内では、会場によってはそれより前に試験が終わる場合があります(最終確認日:2026-10-07)。

秋から冬へ季節が移る窓辺で、年内の試験日に向けて計画を立てる人

始める時期ごとに、12月27日までに必要な1日の勉強時間を計算すると次のとおりです。1週間7日で割った平均で、休日に多めに取れる人は平日を減らせます。

始める時期12月27日までの期間100時間の人180時間の人
10月上旬約11週1日約1.3時間1日約2.3時間
11月上旬約7週1日約2時間1日約3.7時間
12月上旬約3週1日約4.8時間1日約8.6時間

IT用語が初めての人が年内に受けるなら、10月中に始めるのが現実的なラインです。 11月から始める場合は、初回の過去問で4割以上取れることが条件になります。12月開始は、すでに用語の大半を知っている人向けの日程です。

試験日は、12月27日ぎりぎりではなく1〜2週間前に置いてください。理由は3つあります。

  • 会場によっては12月27日より前に試験が終わる
  • 年末は希望の会場や時間帯が埋まる可能性がある
  • 選べる最後の日までに受けられなくても、受験料は返ってこない(IPAの案内による)

年内に間に合わない人の選択肢

12月27日に間に合わない場合、次に受けられるのは休止明けです。2027年1月以降の実施について、IPAは「2026年秋頃にウェブページで知らせる」と案内しています(最終確認日:2026-10-07)。

あわせて、IPAは2027年度から新しい試験制度へ移行する予定と公表しています。2026年3月時点の見直し案では、ITパスポートの出題分野を「ビジネス」「テクノロジ」「セキュリティ・倫理」に整理し直す内容です。案の段階のため、最終的な内容は今後の発表を確認してください。

年明け以降に受ける人は、勉強を始める前にIPAの最新の案内を確認してください。どの時期の試験を受けるかで、使うテキストの版が変わる可能性があります。

1ヶ月で受ける人の4週間メニュー

1ヶ月で受ける場合は、1日3時間前後を4週間続ける計画になります。初回の過去問で6割前後取れた人を想定した例です。

期間やること1日の目安
1週目ストラテジ系とマネジメント系を分野指定で解く。分からない用語だけテキストで引く3時間・60問前後
2週目テクノロジ系を分野指定で解く。計算問題は型ごとにまとめて解く3時間・50問前後
3週目直近3年度分を3分野まとめてランダムに解く。間違えた問題だけ解き直す3時間・80問前後
4週目まだ解いていない回を100問・120分で通しで解く。分野別の正答率を見て補強する100問を3回

2週目にテクノロジ系をまとめて置いたのは、つまずく人が多い分野だからです。1週目で進みが遅れたら、3週目のランダム演習を削って2週目を延ばします。3分野のどれかで正答率が5割を割っているうちは、通し演習より補強を優先してください。

2ヶ月で受ける人の8週間メニュー

働きながらの標準は、平日1〜1.5時間・休日3時間の2ヶ月プランです。初回の過去問で4〜6割の人を想定しています。

期間やること
1〜2週目テキストのストラテジ系を読み、章ごとに過去問を解く
3〜4週目マネジメント系とテクノロジ系の前半を同じ要領で進める
5週目テクノロジ系の後半。計算問題と表計算を型で覚える
6週目直近3年度分を分野指定で解き、間違えた用語をノートに集める
7週目3分野まとめてランダム演習。間違いノートを毎日見直す
8週目通しで100問を2〜3回。7割前後を2回続けて取れたら本番

テキストは最初から完璧に覚えようとせず、1周目は「見たことがある」状態で先に進みます。用語が定着するのは、過去問で同じ用語に何度も出会ってからです。

本番に進む目安は、まだ解いていない回で7割前後を2回続けて取れる状態です。合格基準の600点は6割に当たりますが、採点はIRT(項目応答理論)という方式です。正答率がそのまま点数にならないため、1割ほど余裕を持たせています。

期間どおりに進まないときの選択肢

計画より遅れる原因で多いのは、テキストの解説が頭に入らず、1章に何日もかかるパターンです。独学で2週間進めて半分も終わらない場合は、講義で仕組みを聞いたほうが早いことがあります。

オンスク.JPは、ITパスポートを含む資格講座を月額制で受けられるオンライン講座です。講義動画で全体像をつかみ、演習は無料の過去問サイトで続ける組み合わせ方ができます。

講座が向くのは、独学で手が止まった人です。過去問の正答率が週ごとに上がっている人は、そのまま独学で続けて問題ありません。

よくある質問(FAQ)

Q. 2週間で受かりますか? A. 基本情報技術者などの上位資格を持つ人や、IT職の人なら届く可能性があります。100時間の人が2週間で終えるには、1日7時間前後が必要です。IT用語が初めての人には短すぎる計画です。

Q. 申し込みは勉強を始める前と後、どちらがよいですか? A. 今年は始める前の申し込みを勧めます。12月27日という締め切りがあり、年末は空席が減る可能性があるためです。初回の過去問で期間を判定し、そこから試験日を決めて申し込むと、計画が崩れにくくなります。

Q. 勉強時間は何時間とみればよいですか? A. 一般に100〜180時間とされることが多く、IT用語へのなじみで差が出ます。初心者・社会人別の詳しい目安はITパスポートの勉強時間は何時間?初心者・社会人・1ヶ月合格の目安にまとめています。

Q. 期間内に受かる自信がないときは、試験日を延ばせますか? A. IPAの案内では、申し込み後も試験日を変更できます。ただし今年は、変更先として選べる最後の日が2026年12月27日です。12月27日を過ぎて受けたい場合は、休止明けの案内を待つ必要があります。

まとめ

  • ITパスポートの期間は「総時間100〜180時間÷1日の勉強時間」で決まる
  • 平日1時間・休日3時間なら、IT用語に慣れた人で約2ヶ月、初めての人で約4ヶ月が目安
  • 1ヶ月で届くのは、初回の過去問で6割前後取れて1日3時間以上を確保できる人
  • 年内の最後の試験日は2026年12月27日。初心者は10月中に始め、試験日は1〜2週間前に置く
  • 年明け以降は休止明けとなり、2027年度から新試験制度へ移行する予定。最新の案内を確認する

まずは今日、過去問を1回分だけ解いてください。正答率が分かれば、何ヶ月かかるかと、いつ申し込むかが決まります。

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※本記事は情報提供を目的としたもので、試験の合格や学習の成果を保証するものではありません。試験制度・料金は変更される場合があるため、受験前に必ず公式サイトでご確認ください。