基本情報技術者 科目Bを独学で攻略する疑似言語アルゴリズム勉強法
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基本情報技術者試験の中で、多くの独学者が最後まで苦しむのが**科目B(疑似言語・アルゴリズム)**です。「用語の暗記(科目A)はなんとかなったのに、科目Bのプログラムがまったく読めない」「疑似言語って何をどう勉強すればいいの?」——そんな声をよく耳にします。
この記事は、そうした独学で基本情報を目指す社会人・学生に向けて、科目Bをどう攻略すれば合格ラインに届くかを具体的にまとめたものです。実体験の自慢話ではなく、公式情報と合格者の傾向をもとにした「進め方の地図」として使ってください。
先に結論:科目Bは「読む練習」を積めば独学でも越えられる
結論から言うと、科目Bは、疑似言語を『読む練習(トレース)』を地道に積めば独学でも十分に越えられます。プログラミングの実務経験がなくても、手を動かしてコードの動きを追う練習を繰り返せば、確実に読めるようになります。
ただし、科目Aのように「暗記でなんとかする」ことはできません。科目Bはその場で考えて解く力が問われるため、直前の詰め込みが効きにくい分野です。だからこそ、早めに着手して演習時間を確保することが合格の分かれ目になります。
科目Bの基本情報(2026年時点)
まず、独学で戦う相手を正確に知っておきましょう。基本情報技術者試験は2023年4月から通年のCBT方式になり、内容も大きく変わりました。
- 試験形式:CBT(コンピュータ上で受験)。通年で受験可能
- 科目Bの構成:試験時間100分・全20問すべて必須回答(大問形式から小問形式に変更済み)
- 出題内容:疑似言語によるアルゴリズム・プログラミングが全体の約8割、残りが情報セキュリティ
- 合格基準:科目A・科目Bともに1,000点満点で600点以上。IRT(項目応答理論)方式のため「1問◯点」という配点は公開されていない
- 重要な変更点:特定のプログラミング言語(旧試験のC・Java・Pythonなど)は廃止され、疑似言語に一本化された
つまり、科目Bは「アルゴリズムをどれだけ読めるか」で得点が決まる試験になりました。言語ごとの文法暗記は不要になった一方、アルゴリズムそのものの理解が避けて通れなくなっています。
(最終確認日:2026-07-19。試験形式・合格基準・出題範囲は変わることがあります。受験前に必ず独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)の公式ページで最新をご確認ください。)
科目Aと科目Bはどちらから勉強すべきか
順番はとても大事です。結論は、科目Aを先に固めてから科目Bに進むです。
科目Bのアルゴリズムは、変数・配列・条件分岐・繰り返しといった基礎知識の上に成り立っています。これらは科目Aの内容でもあるため、科目Aの過去問で7〜8割取れるようになってから科目Bへ進むと、無理なく理解できます。基礎があいまいなまま科目Bに突撃すると、「そもそも用語が分からない」状態で二重に苦しみます。
科目B(疑似言語)攻略の3ステップ
やみくもに問題を解いても、読めないものは読めません。次の順番で進めてください。
ステップ1:疑似言語の「記法」を覚える
まずは、IPAが定める疑似言語の書き方(記法)を覚えます。変数の宣言、代入、if・while・forに相当する制御構造、配列の添字の書き方などです。ここは暗記でOK。分量は多くないので、テキストの疑似言語の説明ページを1〜2回読めば十分です。
ステップ2:トレース(机上実行)を手で練習する
科目Bの核心がトレースです。トレースとは、プログラムに具体的な数値を入れて、変数の値が1行ずつどう変わるかを紙に書き出して追う作業です。
- 簡単なアルゴリズム(合計・最大値・並べ替えなど)を、変数の変化を表にしながら追う
- 最初は時間がかかってもよいので、必ず紙に書いて追う(頭の中だけでやらない)
- 「配列の何番目に何が入っているか」を毎行メモする癖をつける
この地道な練習が、科目Bの得点を最も伸ばします。
ステップ3:IPAのサンプル問題と問題集で演習する
記法とトレースに慣れたら、IPA公式のサンプル問題と市販の科目B問題集で数をこなします。新試験は過去問が少ないため、公式サンプル問題は必ず解いておきたい教材です。間違えた問題は、答えを見る前にもう一度自分でトレースし直すのが上達のコツです。
独学でつまずきやすいポイント
多くの受験者が引っかかる箇所を先回りで挙げます。
- トレースを頭の中だけでやろうとする:複雑なループや再帰は、頭だけでは追いきれません。必ず紙に変数の表を書くこと。
- 答えを見て「分かったつもり」になる:解説を読んで納得しても、自力でトレースできなければ本番で解けません。手を動かす復習が必須です。
- セキュリティ分野を後回しにしすぎる:科目Bの2割は情報セキュリティです。アルゴリズムに時間を取られすぎて、得点源になりやすいセキュリティを落とすともったいない。
- 本番の時間配分を練習していない:100分で20問。1問あたり平均5分。トレースに時間を使いすぎると最後まで解ききれません。時間を計った演習を直前期に行いましょう。
独学が不安なら通信講座も選択肢に
「疑似言語が独学だと理解できない」「アルゴリズムの解説を動画で見たい」という人には、通信講座も選択肢になります。トレースの考え方を映像で丁寧に説明してくれる講座もあり、独学でつまずきやすい『読み方』の部分を補えるのが利点です。まずは自分が独学で続けられそうか見極めてから検討してください。
基本情報技術者の通信講座としては、スキマ時間で学べるスタディングの基本情報技術者講座(公式サイト)などがあります(内容・料金は公式でご確認ください)。
よくある質問(FAQ)
Q. プログラミング未経験でも科目Bは大丈夫ですか? A. 大丈夫です。疑似言語は特定言語の文法を問うものではなく、アルゴリズムの読み取りが中心です。トレース練習を積めば未経験からでも読めるようになります。
Q. 科目Bの勉強時間の目安は? A. 個人差が大きいですが、IT未経験者は科目A・Bを合わせて150〜200時間程度とされることが多く、そのうち科目B(アルゴリズム)に相応の時間を割く前提で計画しましょう。
Q. 過去問は少ないと聞きましたが、何で演習すればいい? A. 現行形式は過去問が限られるため、IPA公式のサンプル問題と市販の科目B対策問題集を軸に演習するのが基本です。
Q. 科目Aと科目Bは同じ日に受けますか? A. 通年CBTでは、申込方法により同日に両科目を受験する形が一般的です。最新の実施要領は公式でご確認ください。
まとめ
基本情報の科目Bは、科目Aを固めてから、疑似言語の記法を覚え、トレースを紙で練習し、公式サンプル問題で仕上げる——この順番で進めれば独学でも十分に越えられます。カギは、頭の中だけで済ませず「手を動かして変数を追う」こと。焦らず、1問ずつ丁寧にトレースを積み上げていきましょう。
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参考にした情報
- 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)基本情報技術者試験(試験形式・科目B・サンプル問題)
- 各資格スクールの基本情報技術者試験解説(勉強時間・科目Bの学習法)
※本記事は情報提供を目的としたもので、試験の合格や学習の成果を保証するものではありません。試験制度・料金は変更される場合があるため、受験前に必ず公式サイトでご確認ください。