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ITパスポートのストラテジ系は捨てていい?苦手な人の対策

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「ITパスポートのストラテジ系、カタカナ用語が多すぎて頭に入らない…いっそ捨てて、得意なテクノロジ系で稼げないかな」——独学で勉強していると、一度はそう考えるものです。経営戦略・マーケティング・会計・法務と、日常となじみのない言葉が次々に出てきて、心が折れそうになる分野です。

先に結論をお伝えします。ITパスポートのストラテジ系は「まるごと捨てる」ことはできません。 合格には分野別に300点以上という基準があり、ストラテジ系だけ極端に低いと、総合点が足りていても不合格になるからです。ただし、満点を狙う必要もありません。「基準割れしない最低ライン」を、最小の労力で確保するのが正しい戦い方です。この記事では、なぜ捨てられないのかという配点の仕組みと、文系・IT初心者がストラテジ系を効率よく得点源に変える独学の勉強法を整理します。

本記事は特定の教材や講座の受講を保証・断定するものではなく、独学の進め方を客観的に解説するものです。合格を保証するものではありません。試験制度・料金は変わることがあるため、最終的には公式(IPA 独立行政法人 情報処理推進機構)でご確認ください。

先に結論:ストラテジ系は「捨てられない」が「深追いも不要」

迷っている人が最初に押さえるべき点をまとめます(1000点満点・最終確認日:2026-08-13)。

  • 合格には「総合600点以上」かつ「3分野それぞれ300点以上」が必要:ストラテジ系だけ極端に低いと、総合が足りていても落ちます。
  • だから「捨てる」は不成立:ストラテジ系を0点にする戦略は、その時点で不合格が確定します。
  • でも満点も不要:分野別300点は満点1000点に対しての「3割」。全問正解する必要はなく、確実に取れる問題だけ拾えば十分に超えられます。
  • ストラテジ系は最多の出題分野:全100問のうち約35問がストラテジ系。ここを丸ごと落とすと総合点への打撃も大きいので、そもそも捨てるのは損です(最終確認日:2026-08-13)。

つまり、正しいのは「捨てる」ではなく**「最低限で守る」**。用語の丸暗記に消耗せず、頻出テーマだけを効率よく押さえるのがコツです。

そもそもストラテジ系とは?配点の仕組み

ITパスポート試験は、出題が3つの分野に分かれています。

  • ストラテジ系(経営全般):経営戦略・マーケティング・会計・法務・システム戦略など
  • マネジメント系(IT管理):システム開発・プロジェクト管理・サービスマネジメントなど
  • テクノロジ系(IT技術):コンピュータの仕組み・ネットワーク・セキュリティ・データベース・計算問題など

出題数は全100問で、内訳はストラテジ系が約35問、マネジメント系が約20問、テクノロジ系が約45問とされています。このうち採点対象は92問で、残り8問は今後の出題を評価するための問題(採点されない)です(最終確認日:2026-08-13)。

得点はIRT(項目応答理論)という方式で1000点満点に換算されます。単純に「1問あたり何点」と決まっているわけではありませんが、ストラテジ系が最も出題数の多い分野であることは押さえておいてください。ここを苦手なまま放置すると、総合点にも分野別点にも二重で効いてしまいます。

【重要】「捨てる」と不合格になる理由

ここが本記事のいちばん大事なところです。ITパスポートの合格基準は、次のダブル基準になっています(最終確認日:2026-08-13)。

  • 総合評価点:600点以上
  • 分野別評価点:ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系のそれぞれで300点以上

この2つは「かつ(AND条件)」です。つまり、総合が700点あっても、ストラテジ系が300点未満なら不合格になります。「テクノロジ系が得意だから、そこで稼いでストラテジ系はゼロでいい」という作戦は、この壁に阻まれて成立しません。

ITパスポート | ストラテジ系を捨てられるか

「捨てる」と「守る」で合否が変わる

総合600点と、分野別300点の両方を満たす必要があります

総合600点ストラテジ300点合否
まるごと捨てる型 ストラテジをほぼ放置 他で稼げば届く場合も × 300点に届かない × 基準割れで不合格
最低限で守る型 頻出だけ確実に取る 無理なく到達 3割を確保できる 合格ラインに乗る
満点を狙う型 全用語を丸暗記 余裕はできる 当然クリア 労力の割に非効率
  • ※点数の出方は一例です。実際の評価はIRT方式で受験ごとに換算されます
  • ※総合600点以上でも分野が300点未満だと不合格になります(最終確認日:2026-08-13)

コツコツ資格

狙うべきは真ん中の**「最低限で守る型」**です。ストラテジ系で満点を取る必要はなく、頻出テーマを確実に拾って3割の壁を超えれば、あとはテクノロジ系など得意分野で総合点を積み上げれば合格に届きます。

苦手な人ほど効く、ストラテジ系の勉強法

ストラテジ系が苦手な理由の多くは、カタカナ・アルファベットの用語を、意味のわからないまま丸暗記しようとすることにあります。ここを変えるだけで負担がぐっと減ります。

1. 用語は「言い換え」で覚える

「バリューチェーン」「コアコンピタンス」のような用語を丸暗記しようとすると苦しくなります。自分の言葉に言い換えて理解するのがコツです。たとえばバリューチェーンは「原材料から販売まで、どの工程で価値が生まれているかを分けて見る考え方」と、日本語で説明できれば十分です。試験では細かい定義より「どの用語がどの場面の話か」を選べれば正解できる問題が多いためです。

2. 図で覚えるフレームワークがある

ストラテジ系には図にすると一気にわかる分野があります。

  • SWOT分析:強み・弱み・機会・脅威を4マスに書く。マスの意味さえ覚えれば得点源。
  • PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント):市場成長率と占有率の2軸で「花形・金のなる木・問題児・負け犬」に分ける図。
  • PDCA:計画→実行→評価→改善の循環。

こうした図を実際に手で書いて覚えると、抽象的な用語がぐっと身近になります。文章で暗記するより定着が早い分野です。

3. 会計・法務は「頻出だけ」に絞る

ストラテジ系のなかでも、会計(損益計算書と貸借対照表の違い、利益の種類)や法務(著作権・個人情報保護法・不正アクセス禁止法など)は用語が多く、深追いすると時間がいくらあっても足りません。過去問で繰り返し問われるものだけに絞りましょう。損益計算書(PL)と貸借対照表(BS)が「何を表す表か」を区別できるだけでも、複数問を拾えます。

4. 過去問道場で「分野別モード」を回す

ITパスポートは過去に出た問題の類似問題が多く出るため、過去問演習が最も効率的です。無料の過去問演習サイト(過去問道場など)には分野別モードがあるので、ストラテジ系だけを繰り返し解いてください。間違えた問題の解説を、自分の言葉で説明できるかを毎回チェックするのが、丸暗記に逃げないコツです。

働きながらの人向け・時間の作り方

社会人の独学だと、まとまった勉強時間は取りにくいものです。ストラテジ系はスキマ時間のスマホ演習と相性が良い分野なので、そこを主戦場にしましょう。

  • 通勤の往復で過去問道場のストラテジ系を10問ずつ
  • 昼休みに間違えた用語を「自分の言葉」でメモに言い換え
  • 週末にSWOT・PPMなど図で覚える系をまとめて手書き

テクノロジ系の計算問題のように机に向かわないと解けない分野と違い、ストラテジ系は移動中でも積み上げやすいのが利点です。苦手意識のある分野こそ、短時間で毎日触れて慣れるのが効きます。ITパスポート全体のペース配分は、こちらの記事もあわせて参考にしてください。

独学の整理がしんどい人の選択肢

「用語が多すぎて、独学だと何が頻出かの取捨選択ができない」「範囲を体系立てて整理し直す時間がない」という人は、通信講座を使うのも一つの手です。ITパスポート対策のオンライン講座は、スマホで動画とスマート問題集を回せるものが多く、どこが頻出かを講師側で絞ってくれるため、ストラテジ系のような「範囲は広いが問われ方が限られる」分野と相性が良い傾向があります。

一方で、過去問道場をすでに回せていて「あと少しでストラテジ系の3割に届く」という人は、独学のまま頻出用語を詰めるほうが費用対効果は高いことが多く、必ずしも講座は必要ありません。自分の状況に合わせて判断してください。

どんな人に合うか:範囲が広くて何を優先すべきか自分では絞れない・スキマ時間で動画とスマート問題集を回したい社会人に向いています。過去問演習が回っていて基準に近い人は、無理に切り替える必要はありません。

ITパスポート対策の通信講座として、スマホ完結で学べるスタディング ITパスポート講座(公式サイト)などがあります。頻出範囲を絞りたい人は教材選びの参考にしてください(内容・料金は公式でご確認ください/最終確認日:2026-08-13)。

よくある質問(FAQ)

Q. ストラテジ系を完全に捨てて、テクノロジ系だけで受かりませんか? A. 受かりません。分野別に300点以上という基準があるため、ストラテジ系が300点未満だと総合点に関係なく不合格になります(最終確認日:2026-08-13)。

Q. ストラテジ系で何割くらい取れば安全ですか? A. 分野別基準は1000点満点に対して300点(3割)です。IRT換算なので単純な正答率とは一致しませんが、過去問で半分前後を安定して取れるようになれば、基準割れの心配はかなり減ります。まずは頻出テーマの取りこぼしをなくすことを目標にしてください。

Q. カタカナ用語が本当に覚えられません。 A. 丸暗記をやめて「自分の言葉での言い換え」に切り替えてください。SWOTやPPMのように図で覚えられるものは手で書く、会計・法務は頻出だけに絞る、と負担を分散するのが有効です。

Q. どの分野から手をつけるのが効率的ですか? A. 得意・不得意によりますが、ストラテジ系は出題数が最も多いので、放置すると総合点にも響きます。苦手なら早めに毎日少しずつ触れて、慣れておくのがおすすめです。

まとめ:捨てるのではなく「最低限で守る」

ITパスポートのストラテジ系は、苦手でも「まるごと捨てる」ことはできません。分野別300点という壁があるからです。とはいえ満点も不要で、頻出テーマを確実に拾って3割の壁を超えるのが正しい戦い方です。

  • 合格は「総合600点以上」かつ「3分野それぞれ300点以上」のダブル基準。ストラテジ系だけ低いと落ちる
  • 用語は丸暗記せず「自分の言葉に言い換え」て理解する
  • SWOT・PPM・PDCAは図で覚える。会計・法務は頻出だけに絞る
  • 過去問道場の分野別モードでストラテジ系を周回する
  • 独学の取捨選択がしんどければ通信講座も選択肢(基準に近い人は不要なことも)

苦手な分野こそ、深追いせず「守るライン」を決めれば負担は一気に軽くなります。捨てるのではなく、最小の労力で3割を確保して、合格ラインに乗せていきましょう。

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※本記事は情報提供を目的としたもので、試験の合格や学習の成果を保証するものではありません。試験制度・料金は変更される場合があるため、受験前に必ず公式サイトでご確認ください。

参考にした情報

  • IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「ITパスポート試験(CBT方式)」「試験内容・出題範囲」(https://www.ipa.go.jp/shiken/)
  • IPA / jitec「ITパスポート試験 出題範囲・採点方式(総合評価点600点・分野別評価点300点)」